パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

男にはわからない世界がある

2024年07月27日 09時05分04秒 | 

小泉今日子は知っているが岡崎京子は知らない
知人の女性に薦められたのがこの本

ふたりのキョウコのお話

小泉今日子はキョンキョンの頃は知っている
わいい女の子でCMによくでていた印象だけが残っていた

だが、気になりだしたのは、前回の衆議院選挙の時
和田靜香さんの紹介(?)で坂本美雨さんと香川一区の小川淳也さんと
インスタライブで珍しい政治的な対談をしたからだ

珍しいという言葉がでてしまうこと自体が、日本の社会の異様さを現すものだが
現実世界として芸能界はその手の話をするのは稼ぐ手段を失うきっかけになる
小泉今日子もその経験をしたひとりで、若い頃、ちょっとしたきっかけで
政治的なコメントをしたところバッシングを受けて、しばらくはこの手の話は避けよう
と世間知がついたのだが、年令を重ねるとそれはおかしいと気づくようになって
大人の普通の女性が人間として日々感じることは口にしてもいいのではないか
と思えるようになったことを伝えていた

この発言がごくマトモに思われたので、この人はちょっと違うかも知れない
と心に刻んだのだった

それがあったのでこの本を手にしたのだが、
もうひとりのキョウコである岡崎京子は全く知らなかった
(知り合いの女性は漫画家であることを知っていた)

この本で驚いたことがあった
それは多少年齢のせいもあるが、おそらく性差のせいと思われる
全く知らない世界があたっといことだ

小泉今日子の生き方を紹介した部分は記憶をたどればなんとなくわかった
しかし、全く知らない人物の岡崎京子を紹介した部分は
ほとんど何もわからなかった
女の子の雑誌のやファッションの話やら、女性がごく自然に感じる何かを
男だと頭で理解するのはなんとかできたとしても心から共感するというのは
全く不可能と思えてしまったのだ

ただふたりともひたむきに生きているということはわかる
わかったのはそれだけだ

こうしてみると、根本的な共感の部分で男と女はまったく違った傾向をもつ
と思えてしまう
だからこそ、男中心の世界があまりにも優先し過ぎていると思われる世界は
もう少し女性の感じかたとか生き方、知恵を借りたほうが良いと思われる

それは女性の味方をするというのではなくて、そのほうがバランスが良さそう
と感じたということ

新聞の週刊誌の広告は、男用の雑誌と女性用の雑誌は記事内容の傾向は全く違う
それが良い悪いというのではなく、こうした事実があることは
もう少し考慮すべきかな、、と思ったということ


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