パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

「早咲きの花」封切り初日に見ました!

2006年07月31日 20時48分38秒 | Weblog
この映画「早咲きの花」
愛知県豊橋市制100周年記念作品
菅原 浩志脚本・監督、浅丘ルリ子主演が
どのくらいの映画館で上映されるか知らないけれど
地元ロケと、母が豊川海軍工廠の空襲での経験が
あるということもあって
何十年ぶりに母と見に行った。

青春のみずみずしさ
戦争の愚かさ
そうしたものが地元の人間にとっては
あの場所、この場所の紹介を兼ねて?
描かれていた

しかし、少し気になったのは方言。
今はあんな方言は使わないことのほうが多い気がする。
少なくとも回想シーンではなく、現在のシーンでは特に!
わざとらしい気もする
もっとも「純情きらり」でもわざとらしい方言が気になるけれど!

それと定番的に使われる、下駄の鼻緒が切れて
不幸を暗示するシーンは、あまりにも通俗的すぎるのでは!
あんな説明的であるよりは
いつもと同じように出て行ったのに
ある日突然、わけもわからず永遠の別れになってしまった
と、いうほうが不条理を表現できるのではないのかな
と思ってしまった

それにしても反戦と言うものは
理屈で、いかに戦争が悲惨であったり無駄が多い
と説明しても、
それ以上の理屈を持つ者には
あまり効果ないようだが
感情に訴えるものは、そして若い人たちの悲劇に対しては
心にかなりこたえてしまう

でも本当は、今もイスラエル、レバノンで
同じような悲惨な戦いが繰り返されて
子供や若い人たちが犠牲になっている事実は
進行形だけに
なんとしても早く永久に終わってほしいものだ



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ジャガイモ、こんな味だったっけ?

2006年07月28日 20時40分52秒 | Weblog
トマトもそう、ジャガイモもおんなじだ。
味が薄い!コクがない!水っぽい!

最近こんなことを感じることが多くなった。
むかし祖母が作ってくれたトマトやジャガイモは
こんな味ではなっかたのに!

おそらくスーパーで売られる時には、まず値段ありきで
仕入れ値を抑えられるので
必然的に低コストで生産しなくてはならないのだろう
まして、生産者は安定的に供給し続けなければならないとすると
農産物というより工業生産的にしなくてはならないのだろう

それらの理由は、わからないではないけれど
美味しくないなあ!

妙にこだわって、生産しているのを自慢げに口外されるより
当たり前に「美味しい」のがいいのだが、
もう無理なのだろうか?

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読みかけの本が多くなってきた!(忍耐力の衰退?)

2006年07月26日 20時32分44秒 | Weblog
以前本を買うのは、その時読んでいる本を読み終えた時だった
面白くなくても、意地でも最後のページをめくるのを
自分に課していて、そのために読み終えるペースが
遅くなることがあるのだった

ところが最近、最後のページまでいかない本が多くなってきてしまった
どうも忍耐力が欠けてきたようだ(衰退してきた)
新書くらいなら読み終えることが出来るが
ミステリーならいざ知らず、文学作品はほとんど最後までいかない

そういえば、この傾向はこれは本だけではなかった
テレビでもドラマはほとんど見ない
というより面倒でたまらない
テレビで見るのは、いつでも見るのを止めることの出来る
バラエティーや情報番組ばかり
結局、忍耐力がなくなっているのがここでもわかる

そうだ、CDで音楽を聴くのもそうだ
交響曲を1曲通して聴くなんてことはめっきり少なくなってしまった
せいぜい、お気に入りの楽章を聴くにとどまっている

こんなんじゃいけない等と思うから音楽は
最初から最後まで聴かざるを得ない
ライブが一番いいように思えてきた
同様な理由でテレビドラマより映画の方がいいかもしれない

しかし、面倒の虫は想像以上に手強くて
結局は何もせずにいることが多くなってしまう

ということで、最後までいけない本は
ますます多くなってしまう今日この頃だ
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「トヨタの正体」。儲けても、尊敬できない会社。

2006年07月25日 23時07分19秒 | Weblog
やっと出た?
よく出たな!
それが「トヨタの正体」
(株)金曜日発行 佐高 信 横田 一

これは文字通りトヨタ批判の書だ
しかし、書いてあることは画期的なことではない
むしろ常々思っていたことが書かれているにすぎない
(このことのほうが恐ろしいが)

税金を食い物にして自分の都合のよい道路をひいたり
看板方式の名の下に道路を倉庫代わりにしたり
人間らしい生活が出来ない社員をつくってしまう労働条件

本当はこんなのは許されるべきではないのだ
いくら利益が1兆円を超えたところでそれが何だというのだろう

トヨタに最初に疑問を感じたのは
トヨタが作った車を見た時だった
RAV4 この車を見た時急に
この車は愛されて生まれていない
と思ってしまった
そう思うと他のトヨタ車も欠点をボコボコ
修正されて何の個性もない
体温のない車にしか見えなくなった
(そして、豊田市も全然文化の香りのしない
消費するだけの町のように思えてしまう)

電位料金が土日が安いからといって
出勤日をこの日にして
かわりに木曜日を休みにしたことがあった
このときは他人のことながら頭にきた

いったい社員の人たちは子供たちと
いつ会ったり遊んだりするのだろう
その時間を奪ってまでして儲けて
なんのためになってるのだろう

また知り合いのある店舗では
トヨタの工場に勤務の男の人が物を買いにきた時
その態度が明らかに普通ではなかったという
ボーッとして判断が出来ないような様子だったという

しかし、これがその人だけの特別なことではなかったのだ
別のところでも同じような話を幾度となく聞いた
(多くの自殺者がでているとか)

だが、この本にも書いてあるように
トヨタはマスコミの大スポンサーだ
だから、マスコミはトヨタを批判的には
報じられないだろう

しかし、我々はそろそろ、仕方ないとか
長い物には巻かれろなどという
他人任せの考え方を変えなくてはいけないだろう
誰が見ても変だとか、おかしいというものは
そのように大声で言わなければだめなのだ
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「ケッヘル」(中山可穂著)は少女マンガみたい!

2006年07月24日 20時59分05秒 | Weblog
本屋さんへ行って本を選ぶのは何を基準にするのだろう
新聞広告、書評、本のタイトル、チラッと読んでみた印象?

自分は多分に本のタイトルから選ぶことが多いが
「ケッヘル」もそのひとつだった
ケッヘルとはご存知モーツアルトの作品を
整理した人の名前と番号のことで
生誕250年の今年を狙った出版社の企画なのだろうか

自分は中山可穂という人の作品を今まで呼んだことがなかったので
どんなジャンルの小説かわからなかったが
モーツアルトに関する雑学を織り交ぜたミステリーという分野だった

単行本で上下なのだが、たいして苦労もせずに読み終えることが出来た
二人の視点で話が進んでいき、後半になって話が重なり
謎は解明されるのだが、確かにストーリー展開はテンポ良く、
時々入ってくる映画のような台詞はそれなりなのだが
何故だか、漫画を連想してしまった
そうだ、小説というよりはストーリー系の漫画だ
しかも女性の書いた(当たり前だが)

「ケッヘル」を購入する時
同時にヘッセ全集の物語集4をあわせて求めたのだが、
ケッヘルに疲れたらヘッセの短いのを混ぜて読んだりしたのだが
不思議なのは印象が短いのにヘッセのほうが
心に残ることが多かった

書いてあること、というよりは行間からにじみ出る
トーンとか全体の印象はヘッセはやはり真面目だ

どちらかが優れているというのではない
それぞれの持ち味があって、その時その時の気分で
読みたい本は変わってくるだろう

ただ言えるのは、結局、本には作家の人間性が
出てしまうのだろうということ
そして、年齢を重ねれば重ねるほど?
その人間性を感じてしまうようになるということ

しかし、最近は感動する本が少なくなってしまったな
自分が感性が鈍くなってしまったせいなのだろうか



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たまには外出しないといけない?

2006年07月22日 19時13分53秒 | Weblog
最近余程のことがないと家と会社の
往復だけの日常になっている

先日少しばかり出かけることがあって
実感したのが
たまには外出しなくちゃいけないな
とういこと。

町に出れば流行のものが目に入って
批判的に見ているこの消費社会だが
ついつい手にしてみようと思うものも
発見できるし
田舎に行けば季節の変化、鳥の声など
自然がやさしく出迎えてくれる

しかし問題なのは
出かければそれなりに楽しいのはわかっていても、
なかなかそんな気分になれないこと

若いうちはじっとできずによく出かけていたのだが
この年齢になるとつい面倒になってしまう
だからこそ、無理にでも出かけなくてはいけないかも
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女性は何故、花が好きなんだろう?

2006年07月20日 20時39分51秒 | Weblog
多くの女の人はプレゼントに花を贈ってもらうと喜ぶ

しかし、男である自分は花をもらっても??と思うだけだろう

女性はもらって嬉しいだけじゃなく
自分で育てたり飾ったりしている人が多い
つまり、花が好き、というしか思えないみたいだ
花の名前も簡単に覚えてしまうようだ

ところが男は、花という名詞の範囲内でしか
語ることが出来ない
そのかわりメーターがいっぱいのダッシュボードや
車や機械類がワクワクしながら
いろんなことを覚えてしまう

どうも性差によって好みが違うということだ
(そんなの当たり前?)

しかし、何故女性が花が好きかなんて
ちゃんと理由あるのだろうか
あるのはそういう事実だけで
後付の理由は屁理屈だったりして!

性差によって好みがあるのなら
音楽では女性はブルックナーは
好きじゃないのではないか?
あれは、男しかわかりえない音楽じゃないか
などと思ってしまう
もっとも、これもまた独断に過ぎないのだが!

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歳とると、NHK?

2006年07月19日 21時51分44秒 | Weblog
よく言われたものだった
「歳をとるとNHKしか見るものはないし
演歌がよくなってくるよ」

さて、自分が少しばかり
それなりの年齢になって感じるのは
「なるほど、そうかもしれない」
ということ。

しかし、音楽は違う。
相変わらず演歌以外の音楽も好きだし
演歌が特に身に染み入ってくるなどということはない

だが、テレビについては全くその通りだ
というより、実はテレビ自体をあまり見る気がしない
というのが正確な表現で
あえて見るとしたらNHKを見る
ぐらいの感じだ。

新聞のラテ欄を見ても積極的にチャンネルを
まわそうなんて気は全然起きないことが大半だ。

民放はタレントの楽屋話や瞬間芸で
時間を費やしているのに、
とてもついていく気にはなれないし
情報番組でも面白おかしく味付けされて
情報の正確さはかなりアバウトのようだ
(番組内で実施される実験の大雑把さはひどい)

でも、もしかしたら年齢のせいではなく
本当に若い人もみないくらい
番組がつまらないかもしれない
(M1の視聴率を確保するのは難しいらしい)

そうだな、勢いというか野心というか
クリエイティブなとんがったところが
今のテレビにはない気がする

番組は他の局でやったものを
チョコッとアレンジして、タレントを代えて
お茶を濁しているように思える

テレビ局にはもう以前のようなパワフルな人材が
いなくなってしまったのだろうか
(そして、現在はパワフルな野心に満ちた
人材はどの業界業種に流れているのだろうか?)

予算がたっぷりあるNHKには
大人の鑑賞に耐えるものをつくり続けてほしいものだ


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晴耕雨読。

2006年07月18日 20時43分37秒 | Weblog
よく降りますなあ、
もういい加減に飽きてきましたね梅雨。

雨が降ると、幼い時はミステリーを読むのが
ほの暗いのが雰囲気を盛り上げて
ワクワクして好きだった

しかし、本は本人が楽しむ以外に
どんな効用があるのだろう

この問いは教養は人生にどんな効用があるのか
というのに似ている?

しかし、何なんだろうか?
もっとも、効果があってもなくても
自分が楽しいのでずっと続けていくのだが!

とはいうものの最近ヒット作がないなあ
(本屋にも行ってないから)
全身全霊をかけて記述した本を
必死になって読んでみたいものだ
若い時みたいに!

カラマーゾフの兄弟
シッダールタ
ウィルヘルムマイスターの修行時代などなど
今思うとそれらを本当に読んだのか
信じられない気もする
また機会があったら再読してみよう!
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ダ・ヴィンチ・コードよりレンヌ・ル・シャトーの謎のほうが面白い!

2006年07月16日 08時02分44秒 | Weblog
やっと見てきたダ・ヴィンチ・コード
どうもタイミングを逸すると燃えない感じだ

本を読んだときから展開がご都合主義的に
早いので映画になるだろうと
思っていたのだが、、、

印象としては原作をなぞってるだけ!
いろんなエピソードは
本を読んでなかったり
キリスト教に詳しくない人に
わかるのだろうかと思ってしまった
(もっともこれはハリーポッターの時も
そう思ったのだが)

本当ははダ・ヴィンチ・コードのヒントになった
レンヌ・ル・シャトーの謎という本が
圧倒的に面白かったので
(キリストが生きていたという仮説、テンプル騎士団の歴史や
ソニエールの訳のわからない突然の散財)
ダ・ヴィンチ・コードを読んでみたに過ぎなかったのだが
映画はやはりミステリーのほうに重きが
置かれて単なるハラハラドキドキの
物語になってた

《それにしても、徳川や武田の隠し財産の
リアリティーよりは
このレンヌでの不思議な羊皮紙の暗号と
ソニエールの奇妙な行動は
時代が近いだけにより興味がそそられる
(レンヌ・ル・シャトーの謎を読んでない人には
  何のことかわからないかもしれないけれど
  面白いから一読をお勧めしますよ)》

最近自分的には映画ははずれが多い!
有頂天ホテルも長すぎて途中でだらけてしまったし
おっと、そういえば意外にSAYURIがよかった
でもこれって自分の趣味がマイナーってことを
示してるだけかな?



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