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パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

久しぶりに聴き比べをしてみた

2025年05月10日 09時15分20秒 | 音楽

時々レコードとCDの聴き比べをしてみる
昨日試みたのはこれ

風のベストアルバムから「22歳の別れ」と「海岸通り」

最近はレコード中心に聞いているが、1年くらい前に知人と聴き比べをしたのは
バッハの「音楽の贈り物」からトリオ・ソナタの部分(リヒター指揮、チェンバロ)
のCDとレコードだった
自分は熱気と言うか奏者の意気込み(チェロ奏者のフォルテする必然性とか)まで
感じ取れるレコードが心地良いと思ったが、知人はCDの音のほうがスッキリしている
との答えだった

そしてまた自己満足をするために昨日、同じ曲、同じ演奏を比べたわけだ
最初にレコードで「22歳の別れ」冒頭のギターの音がふわ~っと響く
歌の声も柔らかで、途中でハモる部分も繊細な感じで、ベースっぽい音が
でてくる時は、こんな音も入っていたのか?と思ったりした

CDに切り替えて同じ曲を聴いてみる
思いのほか悪くない!とも感じる
確かにスッキリしているような気がしないでもない
でも何かが違う、、熱っぽさとか、音の厚みとか
途中のハモリもなんか表情がない

やっぱり、自分はレコードのほうが良いなと実感する
同じ曲の聴き比べができるのはジョン・レノンの曲とか
ポール・マッカートニーの「ラム」がある

クラシック音楽ではオーケストラのクライマックスの場面では
レコードでは地響きするような感じだが、
CDは音量が大きいに過ぎないという感じ

ということで、レコードのほうが良いとした自己満足の結論で
ボケ防止のためのルーティンワークはお茶を濁すことにする

ところで、先日取り上げたピンク・フロイドのポンペイのライブ映画
109シネマズ名古屋で上映されるが、上映時刻を見ると夜になっている
田舎から電車に乗って出かけると家の戻るのは夜中になる
現在の我が家の状況ではこれは無理なので、、あっさり諦めることにした
これも大画面で音を浴びるように体験したほうが、DVDで自宅で見るより
良いだろうな、、と思う
エコーズ聴きたかったな、、と少し残念

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苦手な演奏家(なぜ苦手なのかわからないが)

2025年05月09日 10時39分25秒 | 音楽

昔、下書きにしておいたもの
今日はやる気がしないのでこれで誤魔化すことにした

苦手な演奏家っているもんだ
有名だからといってマストとは限らない

別府の音楽祭で活躍しているマルタ・アルゲリッチはどうも相性が良くない
なんだか乱暴で音も濁っているような気がしてならない
購入したレコードも途中で聴くのをやめてしまう

同じ様に途中で聴くのをやめるのはカール・ベームの指揮したもの
ブラームスの一番は結局友達に譲ってしまった
彼の指揮したドン・ジョヴァンニのレコードも今も最後まで聴けずにいる

ニコラス・アーノンクールの音楽も苦手だ
ゴツゴツした手触りで音楽を楽しめない

ホロヴィッツ、リヒテル、アシュケナージなどの
ロシア系のピアニストは大体が苦手だ
音が響きすぎるハンマーで叩いているような印象の音は自分はだめだ

よく響く演奏でもバックハウスは気にならない
曲を大きく把握してバリバリと弾くこの人は、
ピアノ演奏のコンクールでバルトークを下して一位になったとか

好きなのはクラウディオ・アラウ(の音)
柔らかくてふくよかで優しくて、、この人はいい人だと妙な確信を持ってしまう

ヴァイオリンはギドン・クレーメルが苦手
神経質な音質と音楽で、どうも没頭できない

しかし、なんでこんなに苦手な演奏家がいるのだろう
どちらかというと雑食系と思っていたが、こんなに苦手がいるとは

だた有名だから良いとした判断基準ではないところが救いかな
(ちょっとした独り言)

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ピンク・フロイドのライブ映画

2025年05月05日 08時55分45秒 | 音楽

不意に目に入った情報の中にピンク・フロイドがポンペイで行った
ライブ映画の上映のお知らせがあった
以前Youtubeで見た無観客のやつだ

どうやら追加上映のようで、東海地区は109シネマズ名古屋で
5月12日から16日まで 価格は一般席で5700円
少し高いが、これにはちょいとそそられて
今は行こう!の気分

12日から16日の予定をチェックしてみる
幸い13日以外は今のところ空いている

何よりも「エコーズ」の音楽をを全身で浴びてみたい
宇宙空間のような、雅楽のような、モーツァルトのクラリネット協奏曲のような
(全て個人的な感覚だが)その音楽は、友人が持ってきたレコードで初めて耳にしたが
それは自分の中ではとても印象に残る音楽体験だった
直ぐ様、「エコーズ」が収録されている「おせっかい」と
実験的であり、クラッシックの融合を思わせる「原子心母」のレコードを購入した

ピンク・フロイドは世間的には「狂気」の評判が高いが
自分にとっては圧倒的に「おせっかい」が一番だ

ということで少し後のことだが、なんだかワクワクしながら待っている感じ

ピンク・フロイド、ポンペイ遺跡ライヴが4Kで蘇る!『ピンク・フロイド・アット・ポンペイ』予告編




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雰囲気が似てると思う(思い込み?)

2025年04月30日 09時27分22秒 | 音楽

ほんの思い込みに過ぎないかもしれないが、ビートルズの「ナウ・アンド・ゼン」を聴くと
つい思い出してしまうのが、ベートヴェンのヴァイオリン・ソナタ2番の第2楽章
「ナウ・アンド・ゼン」はジョンの曲らしい雰囲気に満ちているが
その雰囲気との共通性をこの曲に感じてしまうのだ

どんな風の感想を持つか、2曲の動画を挙げみる

The Beatles - Now And Then (Official Music Video)

ベートーヴェン ヴァイオリンソナタ 第2番~第2楽章

GWの中の普通の日、テンションはお休みモードということで
お気楽な話題にした

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久しぶりの名古屋と宗次ホール

2025年04月27日 08時30分23秒 | 音楽

名古屋に出かけたのは、多分去年の7月1日以来
最近は田舎生活ドップリで大した刺激もなく
ウダウダと自分とのおしゃべりに終止している

それじゃダメだ!と思い宗次ホールを目的のメインに据えて
JRの割引券を使って名古屋に出かけた
出かけたついでに春から秋用のズボンを購入することにした

安物買いの銭失い!を何度も実感しているので
総竹梅の真ん中あたりの商品を手に入れようと
JR高島屋の紳士服売り場に向かった

しかし、その階では迷うことばかりで、一向に店に入ることができない
店のブランドは全く馴染みがない(というか今まで関心がなかった)
今の若者とか現役は、当たり前のようにこれらのブランドを知っているのか
と自身が田舎者だと実感した

田舎者は名古屋駅の人の多さにも驚く
改札口を出ると誰かにぶつかりそうになる
あまりにも多くの人が動くので目が回りそうになる
やはり都会は合わんな!と少しイライラしてくる

パンツはある店で購入した
裾上げがあるので商品は郵送にしてもらうことにした
価格は見ずに決めたが、払う段になってちょいと驚いた
でも高島屋に入っているうちでは真ん中くらいだそうだ

昼頃だったので宗次ホールに向かった
当日券購入には時間があったので、昼ご飯を近くで取ることにした
ラーメンくらいで良いか!と思っていたところ
「横浜家系ラーメン」という文字が目に入った
なんだか聞いたことのある言葉だと思いつつ
それがどんな傾向のラーメン化は全く知らない
自分は最近のことは何にも知らないな、、と改めて思い知らされることになった

でも、今の年齢ではそんなことに焦りは感じない
むしろ自分だけの世界で十分だとさえ思う

宗次ホールでは当日券が手に入った
下の階は思いのほか混んでいた
(いつももう少し空席があることが多い)

この日のプログラムは




久しぶりの生演奏を聴く機会だ
特にフランクのヴァイオリン・ソナタはこのジャンルでは一番好きな音楽かもしれない

久しぶりなので音楽に集中するにもすんなりとはいかない
聴く方もコンディションの調整が必要だ
最初にモーツァルトを持ってくるのは、なるほど耳慣らしとか
聞き手のコンディション調整に良いかもしれないと思った

一番不満だったのはブラームスのヴァイオリン・ソナタ
それが演奏がどうのと言うより曲自体の話で
曲自体がなんだかモヤモヤしたままスッキリしない
それを思うとモーツアルトはどこか直感的でスッキリしている

ほんとモーツアルトは良いなあ、、とブラームスを聴きながら思う

休憩の後、フランクのソナタ
旋律が美しいというタイプの曲ではない
どこか内省的な味わいの曲で、循環形式といわれる様式で作られており
各楽章にそのテーマが現れる

昨日はせっかくの目前の実演なのだからと、ヴァイオリンの弾き方
ボーウイングに注目して見た
アップとダウンとリズムの刻み
それらは今まで気にしたことはなかったが、先日レコードを聴いていた時
奏者は実際どのように演奏するのか?と気になって仕方なくなった

それに注目すると、奏者の熱気とか集中の度合いとボウイングは
とても必然的なように思えてきた
この曲のピークは第3楽章だと自分は思うが
盛り上がっていくところ、ピアノの幻想的な伴奏と弱音でのやり取りは
どの演奏を聴いても恍惚感を覚える
そして昨日も圧巻だった

名古屋は人が多くて疲れるが、それでもたまには刺激を受けるようにしないと
ダメかな、、と帰りの電車で思ったりした

フランクのヴァイオリン・ソナタの第3楽章はこのような曲

フランク ヴァイオリンソナタ(第3楽章) Franck Violin Sonata ~ 3rd mov.


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初めてビートルズの音楽を聴いた人はどう感じるのだろう

2025年04月25日 09時39分16秒 | 音楽

少し前からボケ防止のためにピアノ(鍵盤楽器)を使った音楽教室に通っている
(月に2回の脳トレピアノという教室名)
鍵盤楽器は小学校の器楽でアコーディオンを経験した以来触っていない
つまりはド素人が右脳を使う機会を増やしているわけだ
(この教室は演奏というよりボケ防止、気分転換を目的としている)

最初は初級の本に従って簡単な曲の演奏をする
殆どが知っている曲で左手の伴奏も単音で
それも全曲通しても3つか4つの音しか使わない
だからなんとかゴツゴツしながらも演奏できる感じだ(?)

少し慣れた頃、初級の本以外に弾きたい曲あったら
インターネットに「プリント楽譜」というシステムがあるから
そこから楽譜をダウンロードすることができることを
先生役の方から教えてもらった

難しい曲、速い曲はとても無理なのでゆっくりした音楽で
簡単そうな、それでいてお気に入りの曲を選んでみた
手に入れたのはビートルズの「and l love her」
A4で3枚の楽譜で、なんとかできそう!と思ったが
左手が重音で人差し指と薬指、中指と小指を使うのでなかなかうまくいかない
同時に右手で左と違うリズムで弾かねばならないので途中でパニックになる

まずはお手本で弾いてもらう
それをスマホで動画撮影してだいたいの曲の雰囲気を把握する
あとは慣れるだけと思うことにして、肩に力が入りながらも
ゴツゴツと繰り返す

まだ上手くいかないが、次はどの曲に挑戦しようかと思いついたのが
ビートルズの「ミッシェル」と前奏が琴の音のようで心地よい「平城山」
今挑戦しているものが上手くいかないのに早まったものだが
先生に弾いてもらった(動画撮影は忘れていた)

そこで少し驚いたのはビートルズの「ミッシェル」を彼女が知らなかったことだ
「and I love her」も彼女は知らなかった
もはや古典となりつつあるビートルズ、その楽曲は当然みんな知っているだろう
と思ったが、全く知らない曲があるという当たり前の事実に思いを新たにした

彼女は初めて目にする楽譜と弾いたビートルズの音楽をどのように感じたのだろう
今、関心があるのはそのこと
音楽家の目で耳で、ビートルズの音楽を初めて体験することになったら
それは「なかなか良い」と思うのか「今風でない」と感じるのか
その他どんなふうに感じたのか、、ちょいと聞いてみたい気がした

少し前「イエスタデイ」という映画あった
SF的な内容で、どういうわけか主人公は異次元のビートルズが存在しない
世界にはいりこんでしまった
ビートルズが存在しないこと以外は、親も知人も全く同じだ
彼は以前の世界では音楽家を目指していたので、ほんの思いつきで
「イエスタデイ」をギター伴奏で歌ってみると、恋人が涙を流した
有名な曲を演奏しただけなのに、彼女は初めて聴いた曲に感動した

そこで彼は知っているビートルズの楽曲を弾いてみると
知人たちは驚きと感動をもって彼をたたえた
彼は知っているビートルズの楽曲を自分が作詞作曲したものとして
発表して、その世界で名声と富を得る

でも、自分の作品ではないことは彼だけ(?)が知っている
そうした内的な葛藤はそう深く追求されずに
物語は肯定的なトーンで進められていく
そこで感じたのはビートルズの音楽は、別格の才能の賜物として
扱われていることだ(自分も音楽自体がすごいと思っている)

でも、時は流れる
歌は音楽は時代の空気感の現れかもしれない
とすれば、今の時代にビートルズは古典以外の意味を持つものだろうか
モーツァルトは専門の演奏家以外にも大きな意味を持ちうるのだろうか

一方で今ビートルズの音楽を知らない人は幸せなのかもしれないと思う
何故ならそういう人は膨大なビートルズの音楽を
これから知ることができるからだ

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懐かしい万博の音楽

2025年04月12日 17時41分51秒 | 音楽

大阪万博が明日開幕する
申し訳ないが全く関心がない
きっと行くことは無いと思う

前の大阪万博は自分以外は家族で行った
自分はサッカークラブの連中と行った
しかし、呆れるほど何も覚えていない

宿泊したのが京都の三河詰所というところだったことと
なにかの開会式に登場した女の人の横顔が当時夢中だった女の子に
似ていたことと、帰りの電車のすぐ近くに雷が落ちたこと
そんなことしか思い出せない

でも不意にあのころ流行った音楽を思い出した
フィフス・ディメンションのアクエリアス(輝く星座)だ
Youtubeで探して聴いてみると懐かしさが蘇ってくる
と同時に、あの時代は未来が良くなるもの!
と当たり前に感じられていたと実感する

音楽も熱気がある
特に繰り返しえ盛り上がっていく様は好きだった
今度の万博の印象的な音楽は何だろう
社会的な現役ではないので頭に入っていないだけなのだろうか

年配者はつい一言言いたくなる
昔の音楽のほうが洗練されていないかもしれないけど迫力があったと!

懐かしい音楽はこれ↓

フィフス・ディメンション / アクエリアス(輝く星座)

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男どもの感じ方

2025年04月03日 09時40分07秒 | 音楽

世間に溢れている歌から想像すると
男どもは女の子から女になっていく様をどこか悲しい感情をもって眺めているようだ
そこにはロマンティックな女の子に対する憧れみたいなものが
現実社会では女の子は逞しさに変わらざるを得ないのを仕方ない
と思いつつも喪失感をもって感傷的に捉えている

自分は男なのでよくわからないが、女の子や大人の女は
男が思うほどの無邪気な存在ではないかもしれないかもしれない
だが、男どもはそう思いたいようだ

女の子から女に変わることを歌ったものに井上陽水の「いつの間にか少女は」がある

いつのまにか少女は  井上陽水

どこかセンチメンタルだ
この他にも淡い喪失感をもった「なごり雪」がある
「去年よりずっときれいになった」というのは、外形だけでなく心のほうも
変わったと感じていることを表しているように思う

イルカ [Iruka] / なごり雪[Nagoriyuki] (シングルバージョン) Official Audio with translation

この男どもの心情は日本的なものではなく、もしかしたら世界共通かもしれない
そう感じさせる歌がエルトン・ジョンの初期の歌「ハイアントンの思い出」で
「ヴァレリーは大人になった」と感傷的に歌っている
バニー・トーピンの歌詞の触発された曲かもしれないが
男どもの心情としてはよく分かる

First Episode At Hienton

男の立場からはこうなのだが、女の立場で少女を描いている歌も当然ある
五輪真弓の「少女」がそれだ

五輪真弓「少女」/Mayumi Itsuwa「GIRL」

内的に変化していくさまを歌っているが、感傷的ではない

少しニュアンスが違うかもしれないが、女の子が女になった瞬間を歌った歌に
井上陽水(小椋佳)「白い一日」がある
やはりどこか喪失感がある

白い一日  井上陽水

だが、女の子はたくましいなあと思えてしまうのは
宇多田ヒカルの「ファーストラブ」

宇多田ヒカル - First Love

男は女と比べてたくましいイメージがありそうだが
実態は男は結構センチメンタルだなとか思えてならない


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マイ・フェイバリット・ソングス

2025年04月01日 09時13分17秒 | 音楽

ほのぼのとした優しい音楽がテレビから聞こえてきた
聞いたことがあるぞ!
と思い、検索してみる(伊右衛門 CM 音楽)
曲は原由子の「花咲く旅路」だった(作詞作曲は桑田佳祐)

原 由子 花咲く旅路

なんだか好きだなこの曲
原由子の歌う曲で好きな曲はまだあった
それが「シャボン」

シャボン [2024 Remaster]

高田みづえも歌った「私はピアノ」も好きだ

私はピアノ [2024 Remaster]

昭和(昔)の曲は良いなあ、、と懐かしんでいる

音楽は日本的なものも嫌いじゃない
高校時代に授業で歌った「平城山」も大好きだ
特に前奏のピアノが琴みたいな感じが雰囲気がでてる
静かに始まって感情が高まっていく、でも頂点までは至らず静かに諦めのように終わる

平城山 (歌詞つき) 鮫島有美子

シューマンの「詩人の恋」の第1曲「美しい5月に」のピアノ伴奏もたまらなく良い

Schumann: Dichterliebe, Op. 48 - 1. Im wunderschönen Monat Mai


ピアノ伴奏が良いのはヴォルフの「ガニューメト」もそうだ
どこか浮遊感のあるような音楽だ

Wolf: Gedichte von J. W. von Goethe Published Vienna 1890: Ganymed

ということで、懐かしさに浸ってみた
こうした行為はストレス解消に良いみたい

 

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モーツアルトの子供の頃の音楽を聴いた

2025年03月06日 09時18分42秒 | 音楽

最近、心が荒んでいる実感がある
世の中の分断とか理不尽な出来事のせいだが
こうした時、生き物としての人間はどこかバランス
を取ろうとするように思える

その一つの方法として、子どもの無邪気な心に触れたいと思い
モーツァルトのすごく初期のレコードを引っ張り出してみた

手元にあったのはKV10から15までのフルートソナタのこれ

子供の頃の作品だから、つまらないかもしれないと想像したが
前に聴いた時に思いのほか興味深かったことは覚えていて再挑戦したわけだ

改めて聴いてみると、凄いとしか言いようがない
それは9歳の人間が作曲したからという面は否定できないが
それでも、もう大人並みの音楽性が感じられる
湧き出るような音楽と、少しばかり意欲的な試みのようなメロディ
そして不意に寂しさを感じさせるようなフレーズ
ただただ、凄いなと思うしかない

このレコードが興味深かったので、次に聴いたのはやはりレコードで
初期のヴァイオリン・ソナタ
リリー・クラウスとボスコフスキーの組み合わせで、昔
その方面では有名な名古屋の小池レコード店で購入したものだ

1面、2面はケッヘルの50台だからとても幼い時の作品のはず
聴いてみると、なんで子どもがこんな曲をつくることができるのか?
という思いをまたもや覚えてしまう

音楽的には既に大人の領域で、本当に一体どういう頭をしているのだろう
と天才としか言いようのない存在に改めて圧倒される
そう言えば昔「モーツアルトの脳」という本を読んだこことがあった
そこにはやはり特別な脳だったとあったが
作曲という行為は作り出すのではなく
楽譜に書くことは既に頭にあることを書き写すだけの行為としていた

確かにモーツアルトの自筆譜を見ると、少しも躊躇したところがなくて
一気呵成に書かれた勢いが感じられる
すごいなあ、、と改めて思うと同時に、未来がある子どもの生命力が音楽にも現れて
いろんなことを吸収していく前の可能性みたいなものが
今の荒んでいる心を癒やしてくれるような気がする

自分が得意ではないニーチェには
精神は駱駝になり、駱駝から獅子になり、獅子から幼子になる
という変化を論じている
幼子に価値をおいているのだが、その気持ちわかるな、、
というのが現在の自分の気持ち(解釈は違っているとしても)

商業的な意味合いではなく、心を癒す音楽は人には必要なものだと
深く実感する


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