パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

パリの記憶

2024年07月26日 09時01分58秒 | 旅・旅行

日本のメディアはこれから約二週間、パリ・オリンピックの報道で溢れるだろう
若干の違和感を覚えるが、視点を変えて外国との比較の機会と思えば
少しは耐えられるかもしれない

昔、フランスに行ったことがある(メインはドイツの旅だった)
ただ残っている写真は凱旋門だけ

本当はもう少し撮っていたと思うが確認できるのはこれしかない

自分はいつもそうだ
肝心なことはいつも抜けている
ルーブル美術館に訪れても「モナリザ」は見のがした
ただナイキの名前の由来となった「サモトラケのニケ」は
なんかきれいな彫刻だなと感じたのは覚えている

フランスで感じて今も覚えていることは
モスクワからパリに向かう飛行機の窓から見た景色で
パリの街は石ばっかり、、というのものだ
それで感じるフランス人の精神的なタフさは日本人にはきつそう
そんなことを思ったのだった

フランスでは未修正の「エマヌエル婦人」を映画館で見た
ちゃんとチケットを購入して入ろうとしたら
10%ほどのチップが必要のようで、映画館の女性に怒られてしまった
覚えているのは映画よりもそのことだ

それから凱旋門近くの地下のセルフサービスの食堂では
みんなが白いチーズらしきものトレイに入れていたので
自分も真似してみたが、これがとても美味しかった
後にそれがカマンベールチーズということを知った
日本ではまだ白カビのチーズは一般的ではなかった頃の話
この時、他の人と同じようにワインを飲むことにしたが
安いワインは悪酔いしたみたいで、苦労したことも覚えている

世界中の若いお上りさんがパリには溢れていた
日中にスペインだったかのジーンズを履いた女の子と話すことがあったが
その彼女らは、夜(7月14日のパリ祭の夜)ななると
服装をしっかり変えてめかしこんでいた
こちらは昼夜にはこうしたメリハリをつけるものか、、と漠然と思ったものだ

服装についてはフランスはおしゃれだなと漠然と感じた
紺のスカートに白いブラウス、シンプルな組み合わせでとても品が良い
さすがファッションの国だな、、と思ったりした
こうした(色の)組み合わせは、お母さんから教えられるものだよ
と誰かから聞いたような気がするが、詳しくは覚えていない

それからフランス語は全然駄目だったが
地下鉄(メトロ)の入口・出口のフランス語だけは覚えた

あとは、、まるで夢の中の出来事みたいで
不意に思い出してくるのか、すっかり忘れてしまっているのか

このパリに滞在中は、ある日本人夫妻からセーヌ川の遊覧船を奢ってもらった
そのことは覚えているが、船からの印象などはまったく記憶にない

記憶というは随分いい加減なものだな!と思うこの頃


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