ずっと言われ続けていることに若者の投票率の低さがある
自分の若い時のことを思い出すと、偉そうなことは言えない
だが、「競り合わない状態は良くない」と直感的に思い
二番目の党に入れてきた記憶がある
若い人の投票率が低いのがわかっていると言うことは
年代別の投票率のデータはあるということだが
この投票率のデータの他の要素を加えて調べたらどうなのだろう
これは最近読んだブルデューの「ディスクタンシオン」の影響そのものだが
投票率(あるいは投票先)を単に年代だけでなく
所得、学歴、職業等を加味したものの調査をしたら、どんな結果がでるのか気になる
最近問題となっているネトウヨの属性は、若いひとというより壮年の中小企業の
経営者的な人が多いとかの報告をどこかで見たが、それはイメージと違っていた
このように投票率も、投票先も細かなクロス統計をしたならば
思いもよらぬ結果になっているのではないか
と、つい思ってしまうのは、明らかにブルデューの影響だが
彼は若者の投票率が低いのは、置かれているその時の環境だけでなく
つまりは教育のせいでもあるとしている
その教育は、親ガチャではないが現実に格差が存在する
容易に想像できるように経済的な分断は、知の分断、学歴資本と文化資本の格差につながる
この分断は思いの外クリアするのは難しい
(身についた仕草や趣味等の感じ方の共有感覚を持てないので、下から上のクラスには参加しにくい)
つまりは現実世界は日本でも階級社会になっているということで
それはあまり問題視されるほどになっていないようだが
一度丁寧な分析が必要だと思われる
問題はこれを誰が行うか?
ということだが、問題意識をもつ学者さん(あるいはメディア関係のひと)が
ブルデューを見習ってやってくれたら、、、とつい思ってしまう
(ブルデューは本当にいろんな分野の調査をしている、、それは羨ましいほどだ)
ということで、土曜日らしくない内容
(内容はないよう?)