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パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

意外なことに、彼女は覚えていた

2025年05月07日 09時03分12秒 | ダイアリー

連休も終了して、今日から子どもたち(小学生たち)は普通の毎日に戻る
日曜日休みのあとも子どもたちの心が安定してないようで
月曜日と木曜日を比べると(小学校の校門までの付き添いでは)
月曜日の方が機嫌が悪い

これが連休の後といえば尚更のことで
今5年生のAちゃんが1年生の時、連休前までは楽しそうに
小学校に行っていたのに休み明けになると
「学校に行きたくない」と涙を流し始めたことがあった

駄々をこねる感じで、玄関から一歩前に進むことができないでいた
お母さんが「行きなさい」と言ってもお母さんの手を持って動かない

みんなが集まって登校時刻になると、お母さんが
「さあ、おじさんに手を繋いでもらって行きなさい」
と送り出されて、Aちゃんは泣きべそをかきながら踏み出した

この日から約1年ちょっと、Aちゃんと手を繋いで登校することになった
まるで当然の権利のように手を繋ぐ
冬は特に温かい手がお気に入りのようで、こちらも何か守っている
という実感があって、心地よいものだった

あまり長いこと手を繋いでいくのは良くないかな!
と判断して(Aちゃんも)そのうち手はつなぐことはなくなった
今は一番低学年のIちゃんが冬に袖の中に手を突っ込んでくる
(そのうち、Iちゃんもこれは卒業するだろう)

こどもの日の午後、家の前でお父さんと2歳の妹をあやしていた
Aちゃんを見かけた
近寄って妹さんを「かわいい」と抱っこしようとする
Aちゃんも妹さんもお父さんもそれに抵抗感はなかった
「うわー、Aちゃんに似てる」と声が出たら
「みんなそっくり!」とお父さんの声(女の子3人姉妹なので)

「この子もそのうち、みんなで小学校に行く様子を見て楽しそうだな
 一緒に行きたいな!と思うようになるんでしょうね」
「でも、Aちゃんが1年の時、ゴールデンウィーク明けは学校に行きたくない
 と泣いたことがあるんですよ」
お父さんは初めて聞いた話のようだった
「Aちゃん、覚えてる?」と聞くと
「うん、なんだか泣いていたのを覚えている」

もう、すっかり忘れているものだ!
と思っていたので少し驚いた
そうか、覚えているのか、、でもそのうち忘れてしまうだろうな!
自分は1年の頃の記憶は全く無いので、そんなものだろうと想像する

記憶はどのように心に保存されるのだろう
例えすっかり忘れられてしまっても、どこかに幸せだった記憶が残っていれば
その人はきっと良い時間を過ごすことができる
いつもこんな風に思う
それは事実というよりも希望だが、それは間違いのないとも思っている

それにしても、覚えていたのか、、、
驚きと、どこかほんわかした気分になれたのは不思議


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Unknown (かおちゃん)
2025-05-09 00:39:41
私もほっこりしましたー^_^
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