パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

忘れるから、、、じゃ、困るけど

2019年07月04日 08時44分32秒 | 子どもたちのこと

一昨日の火曜日は低学年の外国出身の子の勉強のお手伝い
昨日の投稿(ちびさんたちがおりこうさんになりますように)とは別の話題

「僕に教えて、、、」とねだる子が一人いない
「Eくんは?」
と聞くと、
「Eくんね、来ないって」
どうやら先日お手伝いの大人からひどく叱られたので、
ささやかな抵抗をしているかのよう

そこで、ちょっとばかり手こずる難しい子に聞いてみた
「Rくんもこの間、僕にしっかり怒られたよね」
「うん、でも忘れるから大丈夫」
この返事には驚くと同時にほっとするような気分になった

前回彼は悪い子だった
帰る時になって、勉強した紙を忘れそうになったので、手渡そうとすると
手を払って受け取ろうとしない
そこで、こちらは怒り爆発(本当な怒っていないけど)というわけで
大きな声で叱った
怒ったのではなく叱った
どこが悪いのか、どうして大きな声を出すようなことになったのか
叱っているのは君のためだ、、、
いつもは怒らない男の人間が、真面目な顔をして大声を出すと流石にビビるようだ
彼は泣きそうな顔になった
でも、こちらの話をしっかり聞いている

結局のところ、彼は自分が叱られても仕方のないことと認めたのだと思う
だからこそ怒られても(叱られても)次は休もうとは考えずに
忘れるから、、と来たのだと思う

実感として叱る場合、大人が真剣に自分のことを思っていると
子供が感じるならば、子どもは大人を信用するようになるような気がする
昔から、子どもたちに通用する大人になりたい
と思ってきたが、今の自分は少しは通用してるのかな、、

コメント
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