パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

選挙後のメンタリティについて

2019年07月20日 08時51分03秒 | あれこれ考えること

参議院選の真っ最中だが田舎のわが町は静かなもの
ツイッターで見られる熱狂は一切なし
宣伝カーもやってくることがあったのか、と思えるほど

「俺達は無視されている、頭にくる。これで投票率は都会よりも良いのだから余計に!」
そうした声につい納得してしまう

都会で熱狂した方たちは時代の傍観者となるか、それとも参加者となるかどちらの選択もでき
ダイレクトな実感を感じるわけだが、気になるのは不利な戦いに真面目に取り組んだ人のことで
こんなに真剣に考えて、行動している、みんなが実情を知れば必ずこう考えるはず、、
ついそのように考えてしまうタイプの人の選挙後のメンタルのこと

世の中はそう簡単には変わらないもので、真面目に行動した人間ほど挫折感や悔しい思いを持つ
その後の彼らの行動は、この挫折感で何をやっても無駄!と考えるか
それともこれが始まり!と考えるか、、

ハリウッド映画なら二時間ちょっとの間に挫折を乗り越えて予定調和のような結末に向かうのだが
現実の時間の進み方は、実感としてとても遅く、まして結末は見えていない(うまくいく保証はない)ので
自分たちの行動自体の意味さえ疑うことになりそう

その上で、自分の行うことに意味があると考えるのは、なかなか難しいのかもしれない
気が長い人や、世の中は自分の思うようにならないことが大半だ、、と感じる人は良いが
せっかちな人や正論のみを信条とする人は、結構きついのかもしれない

それでも、結局は自分たちの未来は自分たちの手で掴み取る
(代議士を選ぶという間接的であったとしても、その選択に必死に取り組んで)
手応えを経験することは無駄ではないように思われる

それにしても都会と田舎のこの違い、、、
同じ国で同じことについて戦ってるとは思えないな



 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする