そろそろ忠臣蔵の季節
この忠臣蔵には討ち入りの話だけでなく
47士の周辺の様々な物語があって
それが日本人の琴線に触れて
耐えに耐えて本懐を遂げる
まるでベートーヴェンの交響曲のような
予定調和で終わって満足感を得ることができるようだけれど
自分は少しへそ曲がりで
昔から忠臣蔵はそんなに好きではない
それはまず47人もの切腹をするような状況を
作った事自体がそもそもの間違いなのではないか!
ということ
大石内蔵助の判断がというのではなく
浅野さんの忍耐力の欠如に情けない!
と思ってしまうことしきりだ
最初に47士の周辺にいろんなストーリーがあると述べたけれど
実は討ち入りされる方は
そんなストーリーはないのだろうか?
007でも簡単に邪魔のもの扱いされる手下の人々
彼らも家族・恋人があるから
軽い扱いには最近は違和感を感じているけれど
同じ考えで吉良側の護衛の人も
それぞれの家の事情もあっただろうに
そういう人達が名もなく、ただ赤穂浪士の
名声を高めるためにだけ存在するのは少し可哀想な気がしてならない
ということで、それそろ吉良の方の立場から書かれた
忠臣蔵というものもあっていいのでは!
と思うのだが、誰か挑戦しないかな
戊辰戦争も官軍側だけでなく
幕府側からの記述も必要
安政の大獄、桜田門外の変も、大化の改新も
全て裁判ではないが両方の立場を知ってみたいものだ
もっとも知ってどうなるというわけでなないけれど