3分あらすじ「髪結新三」(後半)
・新三の家。お嬢さんは閉じ込めてある。身代金をもらったら髪結いをやめて遊んでくらずぞ!!
・値段が高い初鰹とか買って前祝い。
・さっきのヤクザさんがやってきて10両でお嬢さんを返せと言うが、新三は断る。すごすご帰るヤクザさん。
・白子屋の関係者に頼まれて、新三の住む長屋の家主さん(管理人さんみたいの)が調停に乗り出す。
・家主さんは新三の言葉尻をとらえて「長屋を追い出すぞ」とか脅すので、新三はあきらめて30両で手を打つ。
・お嬢さんは家に返してもらえる。よかったね。
・大家さんは新三の買った鰹を半分と、30両の半分まで持って行ってしまう。えー。
・しかし、その間に大家さんの家に泥棒が入ったのだった。ざまあwwww
・数ヶ月たった。
・新三は売出し中のヤクザさんになった。
・あのとき新三に追い返されたヤクザさんは落ち目になってしまって新三を恨んでいる。
・ある晩、道端で新三に襲いかかる。
・本当はここで新三は死ぬけど、今は死ぬところまで出なくて、かっこよく斬り合ってるところでおわります。
・値段が高い初鰹とか買って前祝い。
・さっきのヤクザさんがやってきて10両でお嬢さんを返せと言うが、新三は断る。すごすご帰るヤクザさん。
・白子屋の関係者に頼まれて、新三の住む長屋の家主さん(管理人さんみたいの)が調停に乗り出す。
・家主さんは新三の言葉尻をとらえて「長屋を追い出すぞ」とか脅すので、新三はあきらめて30両で手を打つ。
・お嬢さんは家に返してもらえる。よかったね。
・大家さんは新三の買った鰹を半分と、30両の半分まで持って行ってしまう。えー。
・しかし、その間に大家さんの家に泥棒が入ったのだった。ざまあwwww
・数ヶ月たった。
・新三は売出し中のヤクザさんになった。
・あのとき新三に追い返されたヤクザさんは落ち目になってしまって新三を恨んでいる。
・ある晩、道端で新三に襲いかかる。
・本当はここで新三は死ぬけど、今は死ぬところまで出なくて、かっこよく斬り合ってるところでおわります。
新三は自分の長屋で一晩お熊を慰み、その後縛って押し入れの中に監禁している。
完全に強姦と監禁の犯罪が成立しているが、新三は、娘に傷がついたことを世に知られては困るお常が訴人しないことを見抜き、身代金をとる腹づもりである(このシチュエーションは現代でもありそう)。
ヤクザの源七と白子屋に恩のある車力の善八がお熊を連れ戻しにやって来る。
源七は身代金の10両を渡すが、新三はこれを叩き返す。
実は、新三は前科者であり、50歳を越えている地元のヤクザなど恐れていないのである。
そればかりか、「たがの緩んだオジさん」などと源七をさんざん馬鹿にする。
恥をかかされた源七は腹を立てるが、ぐっとこらえて帰っていく。
「よくも恥をかかせたな!この一件が済んだなら、今日のお礼に来るとしよう」
もちろん、「万座(といっても、ここで居合わせたのは善八だけだが・・・)で恥をかかされた男」の常で、この後に復讐劇が待っている。
次に登場するのは家主の長兵衛だが、「ゆうれい貸家」でもそうだったように、店子に対し絶大な権力を持っている。
長兵衛いわく、
「大家は平和だと儲からねえ」
というわけで、店子を巡るトラブルは、大家にとっては金儲けのタネだったのである。
長兵衛は、30両で手を打つことを提案するが、もちろん新三は承服しないばかりか、
「きざなことだが、獄中(なか)へも行き、物相飯(もっそうめし)も食ってきた上総無宿の入墨新三だ!」
と凄んで見せる。
ところがこれは失言で、長兵衛は、
「入墨者と聞いた日には、一日でも店は貸さない。どこに家主の前で、隠すべき入墨を、自慢げに言うやつがある。悪いと気が付いたら、30両で承服しろ!」
と反撃する。
当時、前科を秘して長屋を借り、後にその事実がバレると、どうやら賃貸借契約の解除が可能だったようである(現在の「反社条項」に似ている。)。
こうなると圧倒的に長兵衛が有利であり、最終的には13両で決着することとなる。
・・・後日、深川閻魔堂橋で、賭場帰りの新三は、待ち伏せしていた源七に遭遇する。
二人が互いに切り結ぶところで幕となるが、原作では新三は源七に殺される結末となっている。
新三は、「万座で恥」の代償として命を奪われたので、ポトラッチ・ポイントは5.0。