憲法9条へのカタバシスを少しずつ読んでいるが、これまでのところ、「序」と「夏目漱石『それから』が投げかけ続ける問題」が一番面白かった。
中でも「序」の註は圧巻。
例えば、「「戦勝国が自衛権という本源的な権利を奪った」は、・・・自衛権をチンピラのプライドと混同しやったやられたの応酬に意識を染めてまるでたちの悪い犬である」(p15)、石川健司教授については、「宗教が団体を意味することが忘れられている。石川は総じてLaski以来の多元主義に潜む陥穽を十分に見究めえていない。」(p16)という風に、これまでにない手厳しい(やんちゃな)論調である。
中でも「序」の註は圧巻。
例えば、「「戦勝国が自衛権という本源的な権利を奪った」は、・・・自衛権をチンピラのプライドと混同しやったやられたの応酬に意識を染めてまるでたちの悪い犬である」(p15)、石川健司教授については、「宗教が団体を意味することが忘れられている。石川は総じてLaski以来の多元主義に潜む陥穽を十分に見究めえていない。」(p16)という風に、これまでにない手厳しい(やんちゃな)論調である。