そらいろの日々

育児とミステリ

イサクのジョーク

2007-04-15 | 読書記録
『イサクのジョーク』銀色夏生

オレたちは知っている
どんなにかたよりなく
いきあたりばったりで
その場かぎりであっても
愛や恋や仲間たちと共にすごすよろこび

笑い合った。バカだった。恋をした。仲間がいた。流された。夢に向かった。


するーっと流されるままに流れゆくような、どこまでが冗談でどこまでが本気かわからないような、そんなユルユルの感じがとっても銀色夏生さんらしい小説。

男の子たちがキャッキャキャッキャと小学生がじゃれあってるような子どもっぽさなのに、女の子はみーんなある意味したたかなのがおもしろいですね!
なんだか、いろいろと悩んだり抱えたりしてるのがバカらしくなるような、フッと肩の力が抜けるような、そんな一冊です。

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