そらいろの日々

育児とミステリ

獄門島

2009-01-11 | 読書記録
『獄門島』横溝正史

獄門島―江戸三百年を通じて流刑の地とされてきたこの島へ金田一耕助が渡ったのは、復員船の中で死んだ戦友、鬼頭千万太に遺言を託されたためであった。『三人の妹たちが殺される…おれの代わりに獄門島へ行ってくれ…』瀬戸内海に浮かぶ小島で網元として君臨する鬼頭家を訪れた金田一は、美しいが、どこか尋常でない三姉妹に会った。だが、その後、遺言通り悪夢のような連続殺人事件が!トリックを象徴する芭蕉の俳句。後世の推理作家に多大な影響を与え、今なお燦然と輝く、ミステリーの金字塔!

おもしろかったー!一気に読んじゃいました。
『悪魔の手毬唄』と比べて、島という舞台のせいかより閉鎖的な印象を受けました。
あの時代、島という閉じられた場所、いかにもあやしげな登場人物たち…
そういう設定も魅力的だし、トリックの大胆さやすんごい動機(うわー…じーさん…)もおもしろかったです。
これも有名な作品だし、来年のお正月にはぜひドラマ化してほしいな~
でも今は使っちゃいけない単語がぽんぽん出てくるからね。そこはどうにかしないとね!(とりあえず花子の死体発見時の和尚さんのあのセリフはサクッとカットされそうだね!)


金田一耕助、未読の作品がまだまだあるよ~。
こんなおもしろい衝撃にまだたくさん出会える。なんて幸せ。


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