そらいろの日々

育児とミステリ

ポーの話

2010-08-27 | 読書記録
『ポーの話』いしいしんじ


あまたの橋が架かる町。眠るように流れる泥の川。太古から岸辺に住みつく「うなぎ女」たちを母として、ポーは生まれた。やがて、稀代の盗人「メリーゴーランド」と知りあい、夜な夜な悪事を働くようになる。だがある夏、500年ぶりの土砂降りが町を襲い―。いしいしんじが到達した、深くはるかな物語世界。2年ぶり、待望の書下ろし長篇。善と悪、知と痴、清と濁のあわいを描く、最高傑作。


どちらかというと『麦ふみクーツェ』みたいな感じのお話?
少し不気味なんだけど、読み始めたら止まらないわー。


それにしても、天気売りがいとおしい!
どこまでも巡っていく水は命の象徴。
そして、どこにいてもつながっている空は、それらの命を全部包み込んでくれるものなんだと思う。
だとしたら、きっとポーと天気売りの2人は、最高の組み合わせ。



↓そして装丁が秀逸!
いしい しんじ
新潮社
発売日:2005-05-28


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
残暑お見舞い申し上げます。 (黒柴)
2010-09-01 02:17:33
ご無沙汰しております。覚えていてくださるといいのですけど。。
こちらにも久しぶりに寄らせていただきましたら、とても懐かしくてついコメントさせていただきました。

さむくなってきたらまた書こうかな~とこちらを拝見して思いました。
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ワーワー!! (ちい)
2010-09-01 20:45:03
黒柴さん!!
お久しぶりです!!
モチロン覚えてますよ~!!
コメント、とても嬉しいです
いっきにテンションあがりました!

毎日暑いですね
体調には気をつけてくださいね

復活…楽しみにしてます
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