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王様の「秘密の参謀本部」

田端到&ビンゴ本郷の実験創作プロジェクト

長岡花火、雑感

2013-08-18 02:13:28 | Weblog
 もうだいぶ日が過ぎてしまったが、長岡まつりの花火についてメモ。

 今年も「この空の花」が素晴らしかった。マイフェイバリット煙火店であるマルゴーさんの担当で、あのパステルカラーの美しさ、独特な色変化、光点滅の鮮やかさは他業者の追随を許さない。絶賛された昨年とはまったく違う構成にしてきたのがすごい。
 でも、このレベルのミュージック・スターマインを2日連続でお願いするのは、さすがにマルゴーの能力と善意に頼りすぎだと思う。2日のものに比べて3日の分は、やや実験的な分、まとまりという点ではどうだったか。オレはどの目線で書いてるんだ。
 来年は1本を野村さんにお願いして、天地人を県内業者にまかせる方向でどうか。

2013年8月2日版「この空の花」
2013年8月3日版「この空の花」

 そしてマルゴーが「この空」を担当するようになった分、昨年から「天地人花火」は野村が1本、県内業者が1本やるようになったわけだが、今年は県内版もとても良かったと思う。
 今年担当の小千谷煙火さんは女性の花火師さんで有名な業者。最後の錦冠菊の使い方なんていかにも、ああ、これぞ新潟県の花火という郷愁感に包まれた。
 てなことは個人の勝手な思い込みに過ぎないとしても、やっぱり稲穂のイメージなんだろうな、長岡の花火に錦冠が多いのは。

13年8月3日「天地人花火」小千谷煙火

 一方、野村さんの天地人は磐石の安定感。冒頭の兜から四重芯、中盤の八方咲きの連発、終盤の大玉へ、このカラフルさ、色彩のバランス感覚は名人芸の域に達している。

13年8月2日「天地人花火」野村花火

 これに対して、年々、影が薄くなっている感が否めないのは正三尺玉。禁句かも知れんが、2日間で4発あって、4発とも「黄金すだれ小割浮模様」じゃいかんだろう。最近は毎年そうなんだっけ?
 なんか千輪にすると三尺玉の迫力が出ないとか、いろんな意見な結果こうなっているらしいが、でも浮模様の中身までほとんどいっしょだし、嘉瀬さんの時代はもっとバラエティに富んでいたはずだ。
 それに「三尺玉は黄金すだれがベスト」と言い切るなら、1発くらいもっと完璧な円にしなきゃまずいと思う。
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