私のホジキンリンパ腫が見つかったのは
会社の健康診断がきっかけだった。
病名が判明してから いろいろ調べてみると
私のように健康診断がきっかけでホジキンリンパ腫が
見つかるのはとてもレアなケースらしい。
(喉元のリンパ節が腫れて異常に気付く事が多いそうな)
実は、私は2008年の7月から皮膚病の治療をする為
2年間ほど会社を休職し療養していた。
病名はステロイド依存性のアトピー性皮膚炎。
幼い頃からステロイドの軟膏を塗り続け、重度のステロイド依存症になって
薬を体から抜く為にリハビリをせざるを得なくなってしまった。
話が逸れるので詳細は端折るが、麻薬中毒の皮膚病版って感じだろうか?
強烈な薬の離脱症状で皮膚がただれ、はげ落ち、一時は寝たきりの状態になる程だった。
まぁそんな経緯で
2年ぶりに会社に出社して、2年ぶりの健康診断を受ける事になった。
内容は検診でお決まりの
身長体重測定・視力聴力検査・採血・心電図・問診
そして胸部レントゲン
皮膚の状態がまだ全快していなかった私は
問診で仕事の制限がかかったりと時間がかかったものの
他の検査はサクサクと終了し、検診の結果なんて気にも留めていなかった。
2週間ほど経って検診の結果が手元に届き、何気なく封を開けると
結果欄に『再検査』の文字があった。
「皮膚病の影響で何かの検査に引っ掛かったんだろうか?」
そう思って資料に目を通すと引っ掛かった項目は『胸部レントゲン』
再検査内容は『専門病院でのCT撮影』という事だった。
あたまに?マークがたくさん浮かぶ
これがすべての始まりだった