31歳サラリーマンの ホジキンリンパ腫闘病記

悪性リンパ腫ホジキン病の発病から完治までの記録

★私の病状と治療メニュー★

【病名:ホジキンリンパ腫 / 発生部位:胸部従隔および肺門リンパ節(鎖骨リンパ節への転移あり) / 進行の程度:ステージⅡ / 治療メニュー:抗がん剤(ABVD)治療2クール+放射線照射】  【2011年3月8日ひとまず寛解】  【2011年11月2日 ホジキンリンパ腫再発と診断。 /発生部位:脾臓(ひぞう)横のリンパ節と脾臓の一部 / 進行の程度:ステージⅢ / 治療メニュー:抗がん剤(ABVD→CHASE→大量LEAD)+自己幹細胞移植】 【2012年6月再発治療終了】

抗がん剤投与の振り返り/ 4回目投与から9日目

2010年12月24日 16時47分50秒 | 闘病記
これまで2か月かけて、2クール(計4回)の抗がん剤投与をやった。

『抗がん剤治療はとても辛いもの』というのは
一般的な知識として持っていたし、治療中の人に接した経験もあったが
実際に自分で体験してみて 考えていた以上に凄まじいものだった。


まず、4回目投与の状況について。
前述したように、今回はとにかく吐き気が強かった。

抗がん剤の点滴中からムカつきが強くて、点滴直後
寝返りを打っただけで強烈にリバース…

腹の中のものを全て吐き出した。

そこから3日間は、水でも何でも胃に入れたら
すぐに吐き出してしまい、ほとんど何も食べられなかった。

他にも 寝返りを打っては吐き、トイレに行ってはついでに吐き
もう胃液も出なくて、終いには内臓が出るんじゃねーかと思う程だった。

4日目以降、吐く回数は減ったが 食欲も湧かず体も動かず。
気付いたら 手足もすっかり細くなってしまった。


副作用の症状は、投与の回数を重ねるごとにだんだんと
きつくなる印象があって、4回目が一番ひどかった。

毎回症状を緩和する為に いろんな工夫をしていたが
吐き気が強い時期に口にできた物は 味と吐き気がセットで
記憶に残って食べられなくなってしまい、とても苦労した。

1~2回目の投与時:すっぱいもの・ゼリー・おかゆ

3回目の投与時:炭酸飲料・甘い飴・ポテトチップス・どんべえ

4回目の投与時(後):パン・100%果汁のジュース

…と訳がわからない嗜好になっていた。


吐き気以外にきつかったのは、投与時の血管痛。

これも回数を重ねるごとに痛みが増して、しまいには
気も狂わんばかりの強い痛みに見舞われた。

今現在も腕の痛みは残っている。


今後は、年明けにPET-CT検査をした後
2週間ほどかけて胸に放射線の照射を行う。

その結果、癌が綺麗に治れば治療は終了。
残っていれば、もう一度追加で抗がん剤を投与することになる。


死ぬか生きるかの選択なので、必要ならもちろん追加の治療を受ける。


でも、出来れば もうやりたくないなぁ…

年明けの検査まで体調を崩さぬように気をつけて
抗がん剤の効果が出てる事を祈ろうと思う。

退院して自宅/4回目投与から8日目

2010年12月23日 15時04分21秒 | 闘病記
2日前の火曜日に退院して自宅へ戻り
ようやく体調が安定してきた。

今回は投与後の衰弱が激しかった事もあり
退院当日も、かろうじてベッドから体を起こせる
程度までしか回復できていなかった。

ベッドから起きて、病室の洗面所で歯を磨きベッドに戻る
それだけで心臓がバクバク鳴って、一時動けなくなる様な感じ。

体に力が入らず、立ったり座ったりも上手くできない状態で退院したが
やっと動けるようになって来た。


困りごとは、今回点滴を入れた右腕の血管が強く痛み出したこと。
服を着たり、箸を持つのもすげー辛い。

左腕の血管もまだ痛みが残っているので、両腕が不自由でひどく不便だ。


食事に関しては、まだ喉がつかえたり消化不良な感じがしたりと
違和感は残っているが、普通に食べられるようになってきた。

味覚の異常も前回程の ひどい違和感はない。

しっかり食事をとって、年明けの治療に向け
少しずつ体力を戻して行こうと思う。



次回の更新で
抗がん剤投与の振り返りと、今後の治療スケジュールについてUPします。

3回目の入院 /4回目投与から4日目

2010年12月20日 08時24分44秒 | 闘病記
予想通り、今回の副作用は強烈だった。

もうとにかく吐きに吐きまくった。

今朝になって、やっとロールパンを一つ
食べられる位にまで回復したが、まだムカつきが強く残っている。

昨日までの数日間は、水分も含めて口に物を入れるとすぐに
吐きだしてしまう状態だったので、ほとんど飲まず食わずで過ごしていた。


詳しく状況を思い返すと、今も強い吐き気が襲ってくるので
詳細はまた後日まとめる事にします。


ただ、ピークは越えた。

なんとか乗り切ったんだ。


支えてくれた家族に 感謝感謝です。

3度目の入院

2010年12月16日 08時52分32秒 | 闘病記
昨日の10時、3度目の入院。

こう何度も入院しているとさすがに小慣れてきて
荷づくりも病室の荷ほどきも、さっさと片付いた。

自宅にいる間 体調は順調に回復。
味覚もほぼ戻り、胸のむかつきもほとんどない。
左腕の痛みは今も強く残っているが、今回は右腕から
抗がん剤を投与するので、それほど問題はないだろう。

病院に戻った時点で少し気分は悪くなっているけれど
これなら、問題なく4回目の投与ができそうだ。


しかし、不安はいっぱい。

これまでの投与で、回を重ねる毎に吐き気やだるさの
症状が強くなっているので、4回目は更にキツイ治療になるだろう。

また地獄のような1週間が始まると思うと気が重い。


でも、私の場合は 今回で抗がん剤の投与は終了する予定だ。

この病気の場合、通常8回~12回の抗がん剤投与をするのが
一般的らしいので、4回の投与で済ませる私は 他の人よりも楽なはず…

気持ちを強く持って乗り切らなければ!

絶対耐え抜くぞ!

脱毛開始 /3回目投与から8日

2010年12月10日 12時16分37秒 | 闘病記
現在、引き続き自宅にて療養中。

二日くらい前から、髪の毛が抜け始めているのに気がついた。

抜けるといっても、ワサワサ抜ける感じではなくて
現状は一日に100~200本抜け毛が目視出来るくらい。

治療開始前に頭を丸坊主にしていて 髪の毛は短いので
『パラパラ落ちる』という印象。


治療を開始する前から、抗がん剤治療=髪の毛がなくなる
という認識でいたので、とっくに覚悟はできている。

いまさらショックでも何ともないのだが、抜け毛に伴うムズ痒さと
散らばる髪の毛が煩わしい。

これから段々と抜け毛の量は増えていくのだろうが
なくなるならとっとと無くなって欲しい。


それ以外の体の状況は というと

まず味覚障害は徐々に良くなって来ている。

退院直後に食べて 超不味かった魚肉ソーセージが
食べられるようになったり、あったかいお茶が飲めるようになったり。

もう一息で喰い道楽できるようになる。
多分4回目の投与で逆戻りだろうけど…


あと、腕の血管痛が非常に強くなっている。

今回は投与時の痛みが強烈だったので、投与直後も
ダメージが残っていたのだが、ここ数日さらに痛みが増してきた。

夜寝返りをうつと、痛みで目が覚めてしまう程だ。

普段の生活もとても不自由だが、この痛みに関しては
対処のしようがないので我慢するしかない。


悪いのはこれくらい。

あとは特別体調に問題ないので、次回の治療まで
気をつけて過ごして行こうと思います

一時退院 /3回目投与から5日

2010年12月07日 19時38分16秒 | 闘病記
今日10時頃、2回目の一時退院をした。


先回退院した際は、車まで歩いていけたのだが
今回はまだ回復が十分ではなく、車いすで運ばれて退院した。

まるで重病人の様でなんとも情けない…
まぁ実際、重病人なんだけど。


体調は取り敢えず、横になっていなくても大丈夫な位には回復。

問題はやっぱり味覚障害。


ここ数日で食べれた物はと言うと

コンビニの肉まん・コンビニのチャーハン・味噌田楽
カップラーメン・どんべぇ とか。

なんか体に悪そうな物ばっかり。

元々、どちらかと言えば 薄味で素材の旨みを感じる料理がお好みなのだが
そういうのは軒並食べられなくなってしまった。

味をイメージすると、バンバーガーとかフライドチキンとか食べれそう。
ジャンクフードとか 居酒屋のメニュー系がいけそうな感じ?


こりゃ絶対太るな…
せめて妻を道連れにしないように工夫しなくちゃ。


味覚の状況が変わってきたら、また逐一更新していきます。

2度目の入院 /3回目投与から4日

2010年12月06日 19時04分44秒 | 闘病記
今回は抗がん剤の副作用がとても強く
今まで更新ができなかった。

投与から4日目の夕方になって やっと少し落ち着いてきました。


投与当日から順を追って状況を綴っていくと

朝10時、水分の点滴を腕に刺した時点で もう気持ち悪かった orz

昼飯はほとんど食べれず、午後1時過ぎに開始した点滴は
前に書いた様に とんでもなく強く痛んだ。

利き手が痛むと 何かと不便かと思い、痛みを我慢して
ずっと左腕に点滴を入れていたのだが、この調子で痛みが増したら
4回目の投与はとても耐えられそうにない。

なので次回は右側に腕を変えて投与してみようと思う。

今回も違う吐き気止めを試していたのだが、全く効果は感じられず
夜に向けて吐き気はどんどん悪化。

前回効果があった吐き気止めの注射も効かず
思いっきり吐いてしまった。


投与から1日目は
これまでは症状が軽くなっていたのだが 今回は吐き気が強いままで
ひどいだるさと体のむくみが加わった。

食欲は勿論0で、お粥すらまともに喉を通らなかった。
体は鉛のように重たく感じて、トイレ以外ベットに張り付いたままだった。


投与から2日目、3日目も全く同じ状況が続く。

これまでは悪化したり、少し良くなったりと
症状に波があったのだが、今回はMAXの状態がずっと続いていた。


投与から4日目の今日は、吐き気は少しマシになったものの
ムカつきが胸から胃に移動。

やっぱり朝食・昼食はまともに食べられなかった。


夕方になってやっと落ち着いてきたのだが
それでも回復は70%くらい。

明日退院は出来そうだが、家でも横になって過ごすことになりそうだ。



3回目の投与を終えて感じた変化は

まず、投与後の症状が回を重ねるごとに悪化している事。

『思い出すだけで気持ち悪い』の症状がより顕著になった事。
実は書いている今も気持ち悪い。


そして味覚が変化した事。

何もしていなくても口の中が不味い。
なんとも例え難いが、一番近いのは『苦い』かな?

味が薄くて水っぽいものがとにかく不味い。

まず水が不味いし、お粥もご飯も不味い。

味がはっきりした物は食べられるが
それでも『不味くない』というくらいで、美味しいという感覚が全くない。


食事の際に感じる事は『喰える』か『喰えない』かだけ。
もう悲しく悲しくて仕方ない


現状 口に入れる水分は全て
甘い炭酸飲料。(主にコーラ)

食事は、愛知県民の愛する万能みそ
『つけてみそかけてみそ』を手当たり次第にかけてみよう。



それでも、自宅で過ごす間 喰い道楽できないのは辛い。
一日も早く味覚が元に戻ります様に…

2度目の入院 /3回目投与から1日

2010年12月03日 16時13分58秒 | 闘病記
昨日投与して丸1日経ったが、これまでで一番調子が悪い。


投与時の血管痛も回を追うごとに強くなっていて
今回はとんでもなくひどく傷んだ。

もう腕が破裂しそうな痛みで

今にも弾け飛んで、骨だけになってしまうんじゃないかと思った。


吐き気もひどい。

昨晩も徐々に悪化して、吐き気止めの注射を打ったが
なぜかほとんど効き目はなく、10時頃吐いてしまった。

一夜明けて吐き気は少しマシになったが
ひどいだるさと体のむくみに見舞われている。

食欲も0。


調子悪いので今日はこの辺で・・・

2度目の入院

2010年12月01日 22時54分21秒 | 闘病記
先回同様、10時頃入院。

今回は2クール投与する治療計画のちょうど折り返しになるので
再び、胸のレントゲンや肺・心臓の検査を行った。
(投与2回で1クール)


検査結果に異常があれば、治療計画をすこし遅らせる必要がある
という事だったが、結果はすべて問題なし。

予定通りに、明日3回目の投与を行う事になった。


ちなみに、胸部レントゲンを撮った結果
治療前リンパ節にあった腫れは、ほとんど無くなっているそうで
『順調に効果が出ていると思います』と医師から説明を受けた。

もちろん、きちんとPET-CTを撮影してみないと
がん細胞が無くなっているかは判断できないが
明るいニュースには違いない。


ともかく
苦しんで耐えた時間は、決して無駄にはなっていないって事だ。

明日からまた辛い治療が始まるが、あと半分!


必ず乗り切ってやる