31歳サラリーマンの ホジキンリンパ腫闘病記

悪性リンパ腫ホジキン病の発病から完治までの記録

★私の病状と治療メニュー★

【病名:ホジキンリンパ腫 / 発生部位:胸部従隔および肺門リンパ節(鎖骨リンパ節への転移あり) / 進行の程度:ステージⅡ / 治療メニュー:抗がん剤(ABVD)治療2クール+放射線照射】  【2011年3月8日ひとまず寛解】  【2011年11月2日 ホジキンリンパ腫再発と診断。 /発生部位:脾臓(ひぞう)横のリンパ節と脾臓の一部 / 進行の程度:ステージⅢ / 治療メニュー:抗がん剤(ABVD→CHASE→大量LEAD)+自己幹細胞移植】 【2012年6月再発治療終了】

屋久島旅行

2014年06月29日 18時05分02秒 | 闘病記
更新が遅くなりましたが、先週の6月20~22日に屋久島旅行へ行って来ました。

凄かった。凄まじかった。



何がって…雨が


よく「屋久島は雨の島」「月のうち、35日は島の何処かで雨が降る」と聞くし
梅雨の真っ只中行った訳だし、雨が降ることは覚悟していた。

それでもこの時期を選択したのは、
「夏のピークは2000人の登山客で渋滞が起こり、雰囲気もへったくれない」とか
「屋久島の森は雨に濡れた時が一番美しい」とか聞いていたから。

…にしてもここまで降るか? って言うくらい降った。

今までの人生で経験した事が無い程の超豪雨。
「車のワイパーが効かない」どころか「ワイパーがへし折れそう」なレベル


そんな中 強行軍で縄文杉まで歩きました。


用意した上等なカッパも意味をなさず、下着までずぶ濡れ。
せっかくの景色も豪雨で霞んで、上を見上げることもできない。
トレッキング後半の登山は、完全に川登り状態。
おまけに、雨に濡れて壊れちゃうからカメラも取り出せない。
そして日が暮れると雨のリスクが増すので、ガイドの歩きも超ハイペース。

必死に歩いて縄文杉へ辿り着き、感動に浸る時間もそこそこに帰路へ。

豪雨の中、往復10時間山道を歩き。戻り着いた時はもうフ~ラフラ。

当日200人くらいの登山者の中、私達は朝4時頃から早い時間帯に動き始めたんだけど
後発のパーティーは引き返したり、ツアー中止になったらしい。

ガイドの人から「皆さん貴重な経験してるよ」と慰められたけど
要するに「こんな雨の日は普通山には入らない」って事ですな。

次の日も白谷雲水峡と言う場所で、短い行程のツアーを組んでいたのだけど
大雨警報が朝までおさまらずツアーは中止。

朝連絡が来てガッカリしたけど、その時点で帰りの飛行機が島から飛べない可能性が出ていて
船など別の交通手段を探す対応でドタバタして、正直それどころじゃなかった。

結局、欠航の振り替え便が出ることを期待して飛行機を待った。
幸い、午後から天候が回復してきて予定通りの便で帰ってくる事が出来ました。



…と、まぁこんな感じの旅行でして。ブログで文字にすると散々ですね(笑)
でも、楽しい事やうれしい事もたくさんありましたよ。


ひどい雨でも、屋久島の自然は美しくて迫力があったし
民宿のご飯はすごくおいしくて、宿のおじさんも親切で良い人だった。

そして超ハードな環境を歩き切れた事も、大病した自分には本当にうれしかったし
私と妻にとって、一生忘れられない思い出になった。

今回の登山に備えて身につけた体力と、落とした体重も大収穫。

少し悔しさが残るのは、写真があまり撮れなかった事と
楽しみにしていた白谷雲水峡に行けなかった事。

これについては、いつかまたリベンジしたいと思っています。

今度は梅雨の時期以外でね。


土砂降りの中、少しだけ撮った写真を載せておきます。


渓流にかかる橋。渓流というか濁流。


ピンボケしてるけど集落跡の森。…よく見るとなんかいる?


…木霊?


目的地の縄文杉。雨の中でもすごい存在感だった。


次回行う再検査は8月末の予定。
希望を持って、やれる限りの準備をします。

PET検査結果 (治療終了から2年)

2014年06月11日 20時32分36秒 | 闘病記
今日、先日やったPET検査の結果を聞いてきました。

結果は


   △



右鎖骨リンパ節に、半年前には無かった小さな炎症変化が確認されました。

医師の所見によると

『なんとも言い難い。再発の疑いはある …が、まだ小さすぎて判断がつかない』

という事らしい。


再発かどうか判断する為にはしばらく経過を観察する必要があるそうで
3カ月後に再び精密検査(ピンポイントのCT撮影)をやる事になりました。


診察に呼ばれる前に、いつもより間があったりして
ちょっと嫌な予感がしたんだよなぁ…

再発したとも していないともまだ判断がつかないので
すっきりしないビミョーな気分です。


診察後にいろいろ考えた。

≪良い想像≫
 鎖骨のリンパ節は初発の時に転移があり、放射線照射をしている。
 普通、放射線の照射野は短期間では再発しにくい。(らしい)

 ホジキンリンパ腫は再発する度に徐々に体の下方向に
 派生する傾向がある。(前担当医談)

 実は今現在、タイミングが悪い事に持病の帯状疱疹の炎症が顔に発生している。
 先週の検査時に既に体に兆候が出ていてCTに映った可能性がある。
 (帯状疱疹の症状は顔の右側に出ていて、リンパ節の炎症部位も右側)

 ⇒3カ月後は症状治まって炎症変化も消失。 ちゃんちゃん。 


≪悪い想像≫
 帯状疱疹の炎症にしても、顔に症状があるなら
 鎖骨リンパの前に 普通は喉元のリンパ節が腫れるよな…

 PET検査の精度の高さは身をもって実証済み
 

 ⇒3カ月後も炎症の所見変わらず(or悪化)
  患部を切開して細胞検査



うーん考えた結果… 不安は残るけど考えるだけ無駄だなぁ

結局再検査の結果が出るまで分からないし
再検査までの3ヶ月間、何かして結果が良くなるなら別だが、出来る事がある訳でもないし

少し覚悟の量を増やし、体調を整えて再検査に臨みます。


来週に予定している屋久島旅行は、予定通りめいっぱい楽しもう。

6月20日の金曜から2泊3日で行ってくる予定です。 また旅行記書きますね。

PET検査

2014年06月06日 13時55分31秒 | 闘病記
ご無沙汰しております。
2ヶ月ぶりのブログ更新です。

今日はこれからPET検査。病院の待合でブログを書いております。

定期検査の頻度が随分減ったので、今年はこれで3回目の通院。
以前は病院に来ることが日常だったのに、なんだが今はイベントみたいに
なってしまいました。

全然楽しいイベントじゃないですけどね…

今回のPET検査で治療終了から2年。
いつも検査前は意識して覚悟を決める時間を作っていたんですが
今回は余り気負いせずに検査に臨もうと思っています。

もしもの怖さは感じますが、先の未来を見据えて過ごして行ける様に
自分の体を信じて自然体のまま乗り越えたいです。


その少し先の未来の話で

実は今回のPET検査が終わったら、屋久島へ旅行に行く計画をしています

以前行ったグランドキャニオンと同じく、昔から行ってみたかった所。
飛行機で飛んで島へ行き、10時間ほど歩いて縄文杉を見るツアーに参加します。

体力作りの為に最近は週末の度に山登りをして、ついでの食事調整で
5~6kg体重を落としました!

おかげで体軽やか!体調は絶好調です!

検査の後に大きな旅行の計画を立てるのは
前に再発を告知された時以来。 少し嫌な記憶が頭をよぎるけど
今回の計画を無事に達成できたらこれからどんどん前向きに
過ごしていけそうな気がします。

では、検査に行って来ます!