31歳サラリーマンの ホジキンリンパ腫闘病記

悪性リンパ腫ホジキン病の発病から完治までの記録

★私の病状と治療メニュー★

【病名:ホジキンリンパ腫 / 発生部位:胸部従隔および肺門リンパ節(鎖骨リンパ節への転移あり) / 進行の程度:ステージⅡ / 治療メニュー:抗がん剤(ABVD)治療2クール+放射線照射】  【2011年3月8日ひとまず寛解】  【2011年11月2日 ホジキンリンパ腫再発と診断。 /発生部位:脾臓(ひぞう)横のリンパ節と脾臓の一部 / 進行の程度:ステージⅢ / 治療メニュー:抗がん剤(ABVD→CHASE→大量LEAD)+自己幹細胞移植】 【2012年6月再発治療終了】

【再発】自宅 /第3段階の治療に向けて。

2012年04月27日 09時44分50秒 | 闘病記


入院している間に桜の季節が終わってしまったので、奥様の実家にある
遅咲きの八重桜を見てきた。

一本だけだけど立派な樹。まだ動き回る体力も無いので丁度いい。

十分お花見気分を味わえました。来年も見るぞ。



さて、標題の第3段階の治療について 先の予定を書いておきます。


第3段階の治療は『大量抗がん剤投与+自己末梢血幹細胞移植』

ABVDによる治療→CHASEによる治療&幹細胞採取と来て、次が最後の治療となる。


今の計画では『LEED(リード)療法』と呼ばれる抗がん剤の組み合わせで治療を行う予定。

5月の中旬に入院して 4日間LEED抗がん剤を投与を行い、1日開けて採取しておいた幹細胞を点滴で移植。

その後、約1カ月かけて投薬や輸血で体を維持しながら回復を待つ。

抗がん剤を投与してから白血球の数値が上昇するまでの1~2週間は
クリーンルームに入り、面会謝絶の状態で治療を行うそうです。


ちなみに、この最後の治療は 紆余曲折あって初発の頃からお世話になっている
医師のもとでやって頂ける事になった。

今までやってきた治療の中で、最もリスクの高い治療になるけど
この治療に向けて出来る限りの努力はしてきたし、安心して治療に臨める環境も得る事が出来た。


後は医師を信頼して体を預けるのみです。


治療が始まる日まで、ゆっくり体と気持ちを整えていきます。

【再発】退院→自宅 /CHASE治療第3クール 投与から18日目

2012年04月23日 22時50分49秒 | 闘病記
昨日退院してきました。

熱も下がり、食欲も戻ったけど体力の回復はまだまだ。

少し歩いただけで激しい動悸と強いめまいが起こる状態。


ちょっと無理して動くと目の前が暗くなり、頭がクーラクラして倒れそうになる。

大げさでなく、何かに掴まらないと立っていられなかった。


症状的には体力不足というよりも貧血?
今回はヘモグロビン輸血も必要な状態だったので、まだ血液の状態が回復しきれてないのかも。


とにかく、しばらくはしっかり安静。 一人での外出は禁止。

ゆっくりと自宅で養生します。

【再発】病室 /CHASE治療第3クール 投与から16日目

2012年04月21日 12時01分53秒 | 闘病記
昨日の午後3時頃、幹細胞の採取結果が出た。

なんと

1回の採取で十分な細胞量がとれたそうで、2回目の幹細胞採取をやらずに済みました!

結果を聞いてベッドの上でガッツポーズしました!

普通の人よりも多く細胞を取る必要があったので、覚悟はしていたんだけど
採取の時間が本当にしんどかったので…

ホッとしました。


医師からは『血液の数値も上昇してるから、もう退院して大丈夫ですよ!』
と退院の許可をもらった。

でも困った事に体調が全然回復してない

幹細胞の採取と39度超えの高熱、更に輸血と点滴。
それらのダメージで体が消耗してしまって、昨日はまだ食事もまともに食べられない状態。

今朝になってようやく食欲は回復して来たけど、まだ微熱と動悸が続いているので
今日いっぱい安静にして、明日退院する事になりました。



ともかく、これで第2段階の治療は完了!
がんは寛解を確認したし、移植用の幹細胞も確保できた。 

全快するには少しかかりそうだけど なんとか乗り切る事ができました。


今回やったCHASE治療は骨随抑制の作用が強く、血液のダメージが出て
何回もの輸血無しには成り立たない治療でした。

日本で保険診療内の輸血が実施できるのは、善意の『献血』に支えられているからなんだそうです。

大変な目にもあったけど、私は間違いなく輸血に命を救われた一人です。

日頃献血で血液を提供して下さる多くの方々に、心の底から感謝します!

【再発】病室 /CHASE治療第3クール 投与から15日目

2012年04月20日 11時03分50秒 | 闘病記
まだ37度ちょいの熱はありますが、体調が安定している今の内に更新しときます。

丸2日間激痛に悶え苦しんだ甲斐があって、昨日には白血球の数値が9000まで急上昇。

1回目の幹細胞採取をやりました。


両腕に野太い針(ストローかと思った)を刺して、人工透析の機械で血液を循環させて細胞を採取する。

針を刺すときの痛みは強かったけど、特別気分が悪くなる様な事もなくて最初は順調だった。

しばらくして、血液を吸い取る量を増やしていくと機械の警告音が激しく鳴って
担当の技師さん達が急にバタバタし始める。

技師さんから
『血液を吸い取る時に血管が針に貼り付いて十分な量が取れて無い。今からなんとかして血管を広げます』
と言われて腕を温めたりマッサージしたり いろんなことをされた。


んで最終的には 採血の時みたくゴム菅で腕をキツく縛られた。

その状態で4時間細胞採取。そっからはもう拷問の様で…


うっ血して手がどんどんむくんで激しく痛む。

10分位で限界を迎えて『もう駄目…』と言ってゴム管を緩めてもらうけど
またすぐにギュッと縛られる。

4時間ひたすらそれの繰り返しで、終わる頃にはもうヘロヘロになってました


採取を終えてベッドに戻ると、消耗したせいか一気に39.2度まで発熱。

おまけに血小板の数値が下がっていたので、その状態のまま輸血と抗生剤の点滴を敢行。

全部の点滴が終わったのが夜9時。熱は10時過ぎても38度を下回らない。

昨日はそのまま気を失う様にバッタリ眠って、今朝は37度半ばまで熱は下がっていました。


この数日間立て続けに激しい症状に見舞われてちょっと大変でした。

午後から更に2回目の幹細胞採取に望む予定です。


昨日の採取で必要な細胞の量が取りきれていたらやらなくて済むんだけど
体の大きな私は、普通の人の倍は細胞が必要らしい。

まだ昨日の結果は出てないけど、覚悟してます。

もう一踏ん張りだ

【再発】病室 /CHASE治療第3クール 投与から11日目

2012年04月16日 23時30分44秒 | 闘病記
今日の血液検査結果:白血球100/血小板5000

昨日の時点でやばい気はしていたけど、血小板の数値がここまで下がってしまったのは初めて。

ということで、今日から輸血を2日連続で実施する事になりました。
明日の採血次第で1日くらい間があくかもしれないけど、まず確定。

血小板がこの数値まで下がると、採血で針を刺した周りが真っ青になってしまう。
初めて見たけど、おっかないです。


んで、今日午後から血小板の輸血をした訳ですが

かなり強いアレルギー反応が出てしまい、参ってしまいました。

輸血から1時間くらいで激しいほてり・かゆみが出て、心臓の鼓動が異常に早くなって
最終的に軽い喘息の症状が出るところまで状態が悪化。

もちろんステロイド等の薬を使った上での話。

なんとか乗り切って 今は落ち着いているけど、本当にひどい目にあった

輸血製剤といっても『他人の血液』なので、人によって千差万別。
相性の良し悪しで強くアレルギー反応が出ることもある。

でも今回症状が強く出てしまった原因は主に『私の油断とおごり』


病院や緊急度によっても違うけど、普通は1本2〜3時間かけて輸血を実施する。

でも私は点滴行為が苦手だから少しでも早く終わらせたくて、看護師さんに

『1時間半位で入れちゃって下さい。今までもステロイド使えば2時間で大丈夫だったから。』

とお願いして輸血のスピードを速めてもらった。

…んでその結果強いアレルギー症状が出てしまったと
相性の悪い血液を速く入れちゃった訳です。


自分で頼んでやってもらったくせに、ナースコールして
『すんません…やっぱスピード落としてもらえます…?』
『あの…心臓の鼓動が異常に早くて怖いんで 血圧測ってみてもらえません…?』
とお願いするはめに。

もーバツが悪いったら… 猛反省して次回からはもっと注意します。


これから輸血を経験される方、是非ご注意ください。

何度か輸血をやって問題がなくても、血液の相性で突然アレルギー反応が出ることは珍しくないそうです。

ゆっくり輸血すれば急激な反応は抑えられます。

輸血なめちゃいけませんぜ。

【再発】病室 /CHASE治療第3クール 投与から8日目

2012年04月13日 17時07分39秒 | 闘病記
今日の血液検査結果:白血球700/血小板62000

白血球の数値が危険水域に入り、病室外移動禁止になりました。
前回の投与より、2日くらい下がるのが早いです。

血小板の数値はまだ余裕があるので、輸血は月曜日以降になりそう。


体調は順調に回復していて、今はかなり安定している。
食欲もしっかりあるし、便通やだるさも良好。ストレスもピークは超えた。

週明けの幹細胞採取まで 出来れば良い状態をキープしたい。


あと、今日から血液の幹細胞(白血球等)を増やす皮下注射が始まった。

初回のCHASEでもこの注射をやったけど、今回は幹細胞採取に向けて
2倍から3倍の量を注射するらしい。

初回のCHASEでは、注射の作用で幹細胞が勢いよく増えて
骨随の強い痛みと39度を超える高熱が出た。

注射の量が増えるって事は、痛みや熱もより激しく出るんだろうな。きっと



…やーだなぁ


ま、嫌でも乗り切るしか選択肢はないんだし! 

その時が来るまで忘れて気楽に過ごします。

【再発】病室 /CHASE治療第3クール 投与から5日目

2012年04月10日 18時54分09秒 | 闘病記
今日の血液検査の結果:白血球2500/血小板110000

前回の同時期よりも少し数値が低めなので、早ければ週末に輸血が始まるかも。

輸血は基本リスクを伴うもなので、できるだけ回数少なく済ませたいんだけどなぁ…


体調はまだ思うように回復していなくて、食欲に関しては昨日よりさらに悪化中。

投与のダメージというよりも、副作用の進行が前回より強く・早く来ている感じ?


医師の話によると
CHASEで使用する『キロサイド』という抗がん剤は粘膜のダメージが強く出るらしい。

前回の投与時には、腸の粘膜が剥げ落ちる様な症状が出て 下腹にムカツキがあったり
便意を感じられなくなったり、タールの様な粘膜を含んだ便が出たりという事があった。

今回はその粘膜がただれて剥げ落ちる症状が、胃や食道にまで出ているっぽい。

この食道がただれる感覚は、初発の放射線治療時に似たような経験をしたので大体分かる。

胃酸が逆流してくる感じで とにかく不快なのです


まぁ経験上、粘膜の症状は数日で落ち着く事も分かっているのでしばらく我慢ですね。

また状況報告します。

【再発】病室 /CHASE治療第3クール 投与から4日目

2012年04月09日 10時28分15秒 | 闘病記
やっと点滴抜けたぁ…

今回の投与は過去2回のCHASEと比べて、格段にきつかった。

吐き気止めの効きも悪くて、胃から喉に酸がこみ上げる様な感覚が
頻繁に起こって食欲もずいぶん落ちた。

…とはいえ、それでもABVDの副作用と比べればずいぶんマシなんですけどね。

種類は違えど 抗がん剤の治療を行なっているんだから、この程度の副作用は
本来 あって当たり前なんだろうな。


まだ胸の不快感は残っていて食欲は減退気味。

血液の数値が下がり始める時期に向けて、徐々に体調を戻していこうと思います。

携帯から更新@CHASE第3クール投与1日目

2012年04月06日 21時30分51秒 | 闘病記
投与中から徐々に吐き気が増してきて
夕方にとうとう吐いてしまった。

吐き気はさらに悪化していて もーゲロゲロ。
吐き気止めもほとんど効果なし。

今までの投与ではここまでの吐き気はなかったのに
なんで今になってこんな事になるかなぁ…


ちょっとキツい3日間になりそうです

回復してきたら詳細書きます