サーファー院長の骨休め

“ビッグマッサータハラ”のライフスタイル

亘理町

2012-12-17 | Weblog
「被災地ボランティアマッサージ」2012.12/16(日)


宮城県亘理町で神奈川県鍼灸マッサージ師会の14名と共にマッサージのボランティアに参加してきた。

私は、昨年9月以来の2回目。



昨日まで降っていた雨も上がり、晴天。

メンバーは、町内4箇所の仮設住宅に分散した。



選挙に行ったのか、買い物にでも行ったのか、人影はまばら。

その時、真新しい自転車に乗る子供たちが近付いてきた。

「おじさん、あそこまで行って帰って来るから、何秒か計って!」と人懐っこい。

「今度、わたしも。」と遊んだ。

「おじさん、ここでマッサージしてるからさ、誰かいたら教えてね。」

すると、ひとり、ふたりと来てくれた。

「車に気をつけて遊びなよ。」

その姉弟は、自分たちの棟へ消えていった。

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亘理町

2012-12-17 | Weblog
カーペットの上に座布団を敷いて寝てもらい、20分のマッサージを施す。

事前に問診を行い、症状に合わせて治療をする。

どの人もみな、症状は、震災と関係がある。

ある70代くらいの女性は、津波が来たから中学校に逃げた。

そこは、避難住民でごった返してした。

横になるスペースなどない。

元々悪かった両膝を折り曲げて、防寒着もなく、寒い中一晩中座っていた。

腰は、冷えるし、膝も痛い。

でも伸ばすことも出来ない。

それ以来、膝が弱り、足の筋肉が痩せてしまった。

ここに住む人は、ストレスが溜まっている。

こちらの人とは、明らかに違う。

それは、カラダを触った感触で分る。

「なんか疲れが取れねぇんだ。」

固いでもない、軟らかいでもない。筋肉が粘っている。とでも表現したらいいのか?

狭い仮設住宅の風呂では、足も伸ばせないのかもしれない。

「ありがとう。ありがとう。」

と言って、また自分の部屋に帰って行った。





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亘理町

2012-12-17 | Weblog
ボランティアマッサージメンバー。

皆さん、この前日土曜日の仕事を終え、各々車を飛ばし、夜中に到着した。

泊めさせていただいた被災した地元の方と遅くまで語り合い、睡眠時間は、2時間だった。

私たちマッサージ師もお互い初対面だが、力を合わせて、それぞれの職務を遂行し岐路に着いた。

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