西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

コラムニスト・信氏

2014-02-13 19:39:41 | 日記
私が敬愛する長崎新聞論説委員で、コラムニストの信氏が昨日の長崎新聞一面下の「水や空」で、高橋哲哉東大大学院教授の「犠牲のシステム 福島・沖縄」(集英社新書)を引き合いに、東京都知事選について書かれている。



これまでの日本の繁栄が、一部地方の犠牲の上に成り立っていたことを論証し、それをやめようと訴えた本だ。

私はこの本を夫から渡された。先に買って読んだ夫は、「これは読んだほうがいい。読むべき本だ。」と私に手渡したのだ。

しかし、読み進むうちに苦しい気持ちになった。
自分の「反基地論」が甘いものであることを、この本によって指摘されたからだ。

私は「沖縄に要らないものは本土にもいらない」と主張してきた。

だから「米軍はどうぞ本国にお帰り下さい」といい続けてきたのだ。

「同じ基地の街として連帯しなければならない」と言ったこともある。

しかし、圧倒的で広大な沖縄の米軍基地と佐世保の基地とは、とても同じなどと言うことはできない。私の認識不足である。


原発の問題も同じだ。

東京の繁栄は、福島の原発によって支えられてきた現実がありながら、都知事選の争点からはずらされた。

昨日のコラムは「犠牲のシステム」をどうするか、議論はこれからである。と結ばれている。


信氏は、長崎新聞論説委員の高橋信雄氏。

これまで、鋭い眼差しで「水や空」を執筆されてきた。
長崎新聞のホームページを見ていたら、この高橋信雄氏のコラムがまとめられ、「信の一筆」と題して、長崎新聞社より出版されていることを知った。



読んでみたいと思う。






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