西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

付け替え道路工事再開65日目

2016-11-04 16:29:39 | 原発事故
今朝は冷え込んでいて、厚手のシャツやジャンパーを着こんで家を出た。

地元の人たちも言っていることだが、川棚は波佐見からの風が吹き付け寒い所なのだそうだ。

その川棚の中でも、こうばるはさらに気温が2度も違う寒い場所なのだという。きっと今日のゲート前は寒いに違いない。

午前7時、針尾バイパスの左手に見える山の稜線から、真っ赤な朝日が昇っていて美しい。



7時30分にダム事務所前のテントに着き横断幕を取り付け、午前8時にゲート前に上がった。

ゲート前に椅子を並べたり、プラカードを立てたりした後、急いでダム小屋まで行ってみた。こんな寒い日には、こうばるの田畑や山々が墨絵のように浮かんでいるかもしれないと思ったからだ。



案の定、ダム小屋の先に広がる風景は墨絵のようで、とても美しい。この風景を残すためにもダムを造らせてはならない。


午前9時35分、所長以下7人のダム事務所職員と3人の業者が2台の車に分乗してゲート前にやって来た。

 11月4日ゲート前


いつものように「中に入るので妨害しないでほしい」こと「自主的に妨害物を撤去してほしい」ことなどを繰り返し、10分経ったら合図をして帰っていった。







まったく…。

工事をやろうとしても地権者・支援者から阻まれるから工事ができないと本庁には報告するのだろう。


午前11時13分、ダム事務所前のテントから、ダム事務所の軽の公用車がゲート方向へ向かっているとの連絡が入る。

急いでゲート前に並んだが、公用車はゲートを通り越してさらに上へと向かって行く。

どこまで行くのか後を追ってみると、ダム小屋の先の県有地に車を止め、同じく県有地になっている田んぼあとの測量をやっていた。



何のために測量をしているのか分からないが、田んぼの中を流れている石木川のそばに川棚町の水道の取水口があり、その周辺の浚渫が行われていることと関係があるのかもしれない。




川向こうの「オーナー田んぼ」では稲こぎが行われていて、近々、田んぼのオーナーのもとには、美味しい新米が届くことだろう。