西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

アーサー・ビナードこうばる来訪

2015-07-28 21:00:13 | 石木ダム
私たちの抗議行動も今日で61日目となった。



午前9時10分に県の職員10人と業者6人が、車4台でゲート前へやって来た。



私たちが、業者の現場への入場を必死で止めているゲートをやすやすと越えて、6人の業者が工事現場へと向かっていった。



今日のこの行動の中に一人の外国人の姿が…。

それがアーサー・ビナードさんだった。昨夕こうばるに来られ、夜は波佐見のホテルに泊まられて今朝、メインゲート前へ見えたのだ。

「石木川まもり隊」のMさんの友人の方が連れてこられたのだとのこと。



ビナードさんについてそれほど知っているわけではないが、「憲法9条」や「沖縄・高江」について書かれているのを読んだことがあったし、知り合いがビナードさんの講演を聞いて「もう、素晴らしかった。」と言っていたので、彼のブログ「日本語ハラゴナシ」を「お気に入り」に入れていたが、ほとんど更新されないのですっかり忘れていたのだ。

その彼が私たちと一緒に抗議をしてくれたことが、何とも嬉しかった。

その後、ビナードさん一行はダム建設予定地などを見に行かれ、私はお仲間2人と先週金曜日から続けている県道4号線石木交差点横での「強制収用は許さない」のプラカードを持っての座り込みに参加した。



この場所は「石木ダム建設事務所」の真ん前で、交差点で止まる車の中からプラカードをしっかり見てくれる人が多く、排気ガスのことを除くととてもいい場所なのだ。

今日も何人もの人が手を振ってくれたり、ガッツポーズをしてくれたりと嬉しいことが多かった。

その後、ビナードさん一行はダム事務所に抗議を行い、そのあとで川棚町の負の遺産ともいうべき戦跡などを訪ねられたようだ。

ビナードさんはBS11で、毎月一回、第二日曜日に「日本人探訪」という番組をやっていらっしゃるということなので、そのうち「石木ダム問題」も取り上げてもらえるかもしれない。



この理不尽で必要性に欠ける「石木ダム問題」が、全国に広がって大きなうねりになることを期待したい。