西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

第4回審尋 決定は?

2014-12-08 21:09:26 | 石木ダム
12月に入ってもう1週間が経ってしまった。

風邪気味で喘息も出て、咳き込むたびゼーゼーと胸のところで音がしている。
体調が悪く寝たり起きたりを繰り返していたが、今日はもう起き上がらなければならない。

4回目の審尋なのだ。



今年8月7日、石木ダムの付け替え道路工事に反対して座り込みを続けていた反対同盟の地権者と長崎・佐世保・川棚の支援者23人に「通行妨害」の仮処分を申請してから、もう4ヶ月。

9月18日に始まった「審尋」も、もう4回を数える。この間、裁判長から和解の提案もあったのだが、県のほうが断ってきたのだ。

こちらの弁護団からも、「年内に終わるだろう」と聞いていたので、今日が最後の審尋になるのだろうと長崎地裁佐世保支部に出かけたのだった。



午後3時から行われる審尋に、訴えられたこうばるのばあちゃんたちや夫を含めた支援者が裁判所の中に入って行った。私たちは別棟の待合所でみかんを食べたりしていたが、ものの10分ほどでみんなが戻ってきた。

「もう終わったの?」夫に聞くと終わったと言う。

「どうなった?」結論を聞きたくてあせってしまうけれど、今年中に罪状は決定しないとのこと。

場所を移して弁護団からの報告を聞いた。

弁護団副団長の板井弁護士から報告があった。





「今日で話し合いは終了した。決定は3月はじめだと思われる。早ければ12月中に決定すると思っていたので、弁護団としてもびっくりしている。裁判所は、訴えられた1人1人について、妨害の意思と妨害の行為があったのかを説明しなければならないのに、それがされていない。債務者に対してきちんと説明すべきである、といっている。裁判所はこちらが提出した準備書面をしっかり読み込んでくれ正面から受け止めてくれた。」

と話された。

12月中に決定が出たら、また、付け替え道路の工事が始まるので、寒さ対策に防寒着を買わなければならない、と夫と話していたので私としては助かったな~。


7月の終わりから始まった付け替え道路工事は、県が仮処分申請を行ったばかりに(?)7ヶ月も延びている。
こうなったら延長させられるだけ頑張ってみよう。

15日には市議会・石木ダム建設促進特別委員会に4度目の「強制収用反対」の請願を行うことにしている。