西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

天の恵み

2014-06-12 14:06:28 | 石木ダム
今朝の朝日新聞に“ためた雨水 天の恵み”との見出しで、雨水タンクのことが記事になっている。



子供のころは我が家でも、玄関脇にコンクリートで出来た防火用水のタンクが置かれ、雨どいから流れてくる雨水を貯めるようになっていた。

それがいつのまにか姿を消し、近所一帯にあった井戸もずいぶんと埋められてしまった。

「慢性的な水不足」とお題目のように唱える佐世保市は、そうであるなら猶のこと井戸や雨水を大事にすべきである。




水源地や周辺地域を開発から守る「水循環基本法」と、建築物などでの雨水利用を進める「雨水の利用の推進に関する法律」が今年5月に施行され、雨水タンクなどの助成に取り組む自治体に国が財政支援をやることになった。

ぜひ、佐世保市でも雨水タンクの普及に取り組んでもらいたい。

平成6年~7年にかけて西日本各地を襲った大渇水に苦しんだ自治体では「節水条例」を定め、雨水タンクの設置にも早くから取り組み、助成金も出してきた。

毎年水不足で苦しむ四国では、愛媛県松山市、伊予市で、香川県では、高松市、丸亀市、坂出市が、雨水タンクに助成金を出している。ずっと水問題で苦しんできた高松市は、助成金の上限が100,000円と他の自治体の2倍の金額だ。それだけ今ある水源を大事に使うことを意味している。

九州でも、同じ県内の長崎市でも雨水タンクの助成をやっている。

福岡市でも、飯塚市でも、水が豊富だとされている熊本市でも雨水タンクの助成をやっているのだ。

慢性的な水不足と水道局がいっているわが佐世保市。

なぜに雨水タンクを奨励しないのか??

石木ダム建設計画にしがみついて、すぐに取り組める水対策を怠っているのか??

国からの支援も受けられるようになったことだし、しっかりと雨水利用を広げて欲しい。