西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

脱原発社会へ

2011-11-02 21:09:00 | 原発事故
今日は、グリーンコープ主催の脱原発学習会に出掛けた。



講師は元慶応大学助教授の藤田祐幸さん。



今から7年ほど前まだ大学に勤務されていたとき、反原発の活動家だったKさんと一緒に、先生を佐世保にお呼びして講演会を開いたことがあった。

それから半年ほどして、先生はわが夫の出身地である大瀬戸町雪浦に引っ越してみえた。
引越しの挨拶状を戴いたが、それには自宅から玄界灘が見えると記されていて、「それは違う、あの海は角力灘と呼ばれていて、東シナ海だ。」と夫が力説したことを覚えている。

今日の講演会はすごく大事な話、大変な問題をわかりやすくお話してくださったのに、参加者が少なくて本当に勿体なかったな~。



原発を稼働させなくても日本の電力は充分足りること、ガスや石油によって電気を作りその電気によって暖房するよりも、直接、石油やガスを使って暖房したほうがエネルギーは3分の1で済むことなど「そうなんだ!」と納得できる話ばかりだった。



日本のマスコミは本当のことを報道しない。

福島から大気中に排出された放射性能によって、ヨーロッパ・グリーンランドも汚染された。そのことはノルーウェーから全世界に報道されている。フランスからも情報が流れている。韓国の上空を福島から出た汚染された大気が流れたとき、韓国の学校は休校になり、子供たちは家の中で過ごした。
しかし、同じ頃に汚染大気が流れた九州の子供たちは、マスクもせず学校に通い戸外で遊んでいた。


ソ連はチェルノブィリ原発事故によって崩壊した。
それは多くの汚染された町や村から人々を移住させ、事故処理に国家予算の何倍ものお金がかかったからだ。

日本は、ソ連よりもひどい国である。福島県民100万人は移住すべき人たちなのに、日本という国がなくなることを恐れて、国民を犠牲にしていると語気を強めて話された。

そして、あなた方一人一人が黙っていないで、声を上げることだと締めくくられた。

藤田先生、もちろんです!
微力ですが、声を上げます!小さな力でも集まれば大きな力になる。

微力だけど無力ではない!