西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

「除染しても線量が下がらない!?」

2011-10-27 21:03:10 | 原発事故
石木ダムに反対する全国集会でバタバタしている間に、脱原発ネットワーク九州のAさんからは
重要なお知らせがメールで何本も届いていた。

11月13日には福岡・舞鶴公園で「脱原発1万人集会」が開かれる。
こちらもぜひ成功させたい。




Aさんよりのメール
神戸大学大学院教授、山内知也氏(放射性エネルギー応用科学の専門家)
が、市民団体の依頼で、8月下旬、福島市の東に位置する渡利地区、小倉寺
地区、南向台地区で放射能調査を行いました。この3つの地区は、福島第一
原発から約59キロ~60キロの距離に位置します。

調査の結果、渡利、小倉寺地区の5ヵ所で採取された土壌のセシウムを調べ
たところ、5ヵ所中4か所で、チェルノブイリの特別規制ゾーンや移住の義務
ゾーンに相当しするという驚くべき結果があきらかになりました。

この地域は6月にも調査をおこなっていますが、その時よりも放射能濃度が
大きく上がっていたそうです。これは周囲を山林で囲まれた地形から、雨に
より放射能が移動したと考えられるそうです。

もちろんこの地区の住民は何も知らされず、子どもたちはふだん通り学校に
通っているそうですが、通学路や遊び場の場所でもチェルノブイリの特別規
制ゾーンに相当する土壌汚染が確認されたという事、こんな中での緊急時避
難準備区域の解除、そして除染と言っているのですが山内氏は、除染はでき
ないと断定しています。

屋根がわらなど、高圧洗浄機で洗っても7割程度は汚染が残ってどうしても
放射能は落ちないそうです。

一見表面は平らに見える屋根がわらも、原子レベルの目で見るとそこはでこ
ぼこ、穴だらけの世界、セシウムなどの放射性核種は原子ですから、その穴
だらけの世界に入り込み水で洗ったぐらいでは落ちないのです。



…では、どうすればいいの?