西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

子供たちの声を聴く

2011-10-03 22:25:47 | 市民活動
毎週月曜日は、「子供たちの声を聴く」ボランティア活動の日だ。



電話を通して、ただただ子供たちの話を聞く。
私たち大人は話を聞いて、子供たちを怒ったり、教えたり、諭したり、するわけではない。
子供たちが、自己解決を図っていけるようにナビゲートするだけだ。

これがとても難しい。

悩みをぶつけて「どうすればいいですか?」と問う子供もいる。



しかし、大人の感覚で安易な解決方法を教えることはできない。
子供たち一人一人が、自分で考え自分で納得のいく解決方法を探さなければならない。

だから、私たち大人は解決方法が見つかるように、ちょっとした手助けをするだけなのだ。

深刻な問題の時は、電話を受けている私たちも気持ちが重くなる。
電話が終わるたびに、こんな対応でよかったのかと反省することばかりだ。




「今日嬉しいことがあったから電話したの。」という子供の声には、こちらも嬉しくなり、電話の向うにいる子供を抱きしめてあげたくなる。


悩んで悩んで大人になりなさい。悩むことは無駄なことではない。

悩むことで、困難さに立ち向かう力を持つことができるのだと思うから。