日盛りの道の上で

日々の日記と家族のこと、仕事と趣味、雑感少々

台風が遠くの海峡を過ぎていく

2010-08-11 09:50:11 | インポート
なまあたたかい湿気を含んだ南からの風を背中に受けながら、今日も職場への道を行く。

台湾の近辺で発生した台風4号は今頃対馬海峡あたりだろうか、朝から雨の天気予報だったのだが、まだ降ってはいない、いつもの照りつける太陽の日差しがないのであまり汗もかかずに職場へ。

中国では土石流で、アフガニスタンでは洪水で何百人の人が亡くなり、アメリカでは観光バスの事故で日本人が死亡したというこの頃のニュースを思いながら、遠くの海の上を過ぎていく台風の気配を感じる。

アーサー・C・クラークの「2010年宇宙の旅」では、人類は木星に有人宇宙船を送り込む技術を確立し、自己を持つ自律的なコンピューター「HAL9000」は哲学を思考しているはずなのに、小惑星イトカワの砂粒は採取できたのだろうか。

多分私が生きている間に、地球を衛星軌道上から見下ろす機会はないだろう、戦争もなくならないだろうし、相変わらず災害はあるだろう。

人間の力はその程度のものだ、気圧が下がっている、遠くを台風が過ぎていく。