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3月の終わりに、1泊で毎年行っている家族旅行に出かけました。今年は多分息子二人も一緒に行けるのは最後になると思いましたので、ちょっと奮発して九州のほぼ真ん中、九重高原の「レゾネイトクラブくじゅう」という所です。リゾートホテルといっても回りは野焼きの終わった草原ばかりで、なごり雪を残した九重のやまなみと、放牧が開始された牛たちが出迎えてくれました。
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夕食はフランス料理・・・かどうか食ったことが無いので判りませんが、料理が次々と出て来てデザートとコーヒーまでのフルコース、料理の写真は食うのに夢中で撮るのを忘れましたが、うまかったです、写真はセッティングされたテーブル、「身分不相応」と書かれた赤いランプが頭の中で点滅していました。
部屋、温泉、料理、接客まで心の行き届いたサービスが提供されていて、自分がそれに値する人間なのかちょっと考えてしまいましたが、こういう所が貧乏性と言うのでしょうか。
お金があればもう1泊くらいしたかったのですが、楽しいことはいつかは終わるものです、阿蘇と九重の風景を記憶に刻みながら現実に帰り、お土産を職場に持って行って2日目の3月31日火曜日、嫁さんから電話があり、義父が危篤とのこと、「えっと・・・」、駆けつけるべきか迷う暇も無く2回目の電話は、亡くなった・・・。
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実の親父の死の時にも経験したことですが、通夜、葬儀と1週間くらいは悲しみを思う間もなく過ぎていきます。
そうして、今日ひととおりの行事が済み、晴れ渡った空の下、トラクターに
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「・・・我や先、人や先、今日とも知らず、明日ともしらず・・・」(蓮如:白骨の章)