ローリングストーンズ語録

現役“最強”ロックバンド
ローリングストーンズが来日して
朝日新聞のインタビューに答えてました。

ファンなワケではないけれど、語録がよかった。

「なぜ長く続けられたか？さあ。ビートルズは私たちよりずっと人気があって比べられないプレッシャー下にあったと思う。…ただ、音楽にとって大事なことは、エネルギーであり興奮であり、深い内的な感情だけど、あまり深刻に考えないこと。ユーモアでもあるんでしょうね。」（ミック・ジャガー）

「もしも強く感じる何かがあるなら、そこにしがみつくんだ。音楽を作りたい、物を言いたい、人の気持ちを動かしたい、そう思っているなら、やり続けることだ。スターになりたい？テレビに出たい？そんなもの忘れちまえ」（キース・リチャーズ）

ただ、キースに音楽を「創造」している感覚はない。
「おれはアンテナ。座ってギターに触っていると、『これからおれは曲を書くことになるな』ということが分かる。おれが創り出しているんじゃなくて、受け取ったものを中継しているだけなんだよ。」

でも、その「中継」自体が、なぜあなたにできて、
ほかの人にはできない？
「だってあんたのしている仕事は、おれにはできないじゃないか。同じことだよ。」

「40年前の曲であろうと、同じ演奏をした覚えは一度もないんだぜ。デビューしたてのころ、スタジオで曲を作って1週間後にはリリースなんてこともあった。40年たってようやく曲の『内部』に本当は何があったのかを知ることもあるんだ。」（キース）

「何が音楽を動かすのか？2、3のアイデアは得たが、『秘密』にはたどり着いていないんだ。」（キース）

もっとロックンロールについて知りたい。
学ぶのに、終わりはない。
ーーーそう口を揃える２人の口吻に、衒いも自卑も驕りもなかった。

「倦怠は病気だよ。」
最後にキースがそう言った。

（朝日新聞より）