空色野原

空の下 野原にねころんで つぶやく

湯立て神事

2009-01-20 17:15:00 | 神社
うちから車でちょいの
千葉県八千代市村上の七百余所(しちひゃくよしょ)神社は
鎌倉時代(1278年~1288年)の創建で
イザナギ、イザナミの父
国常立命(クニトコタチノミコト)を祀っています。

当時、この地域は
八百万神ならぬ七百余の神々が存在する村神(下総国印旛郡村神郷)
であり、1月15日の祈年祭と10月9日の例祭には
天岩戸の物語12座のうち
今日では「細女(ウズメ)の舞」や「湯座女の舞」「恵比須舞」
など、9つの神楽が奉納されています。
神社名は、この七百余の神々を祀る神社とのいわれと
江戸城を築城したことで有名な太田道灌に攻められて
破れた米本城(このそば)の軍兵七百余名が
自刃した場所だからとのいわれが伝えられています。

1月15日の祈念祭の
『村上の神楽』といわれるお神楽を見に行きました。
(村上は“群神”でもあるよう)
千葉テレビも取材に来ており
この日の夜9時のニュースで放映されました。
後半からしか見れませんでしたが
村の鎮守で行われるお神楽に、あたりの人々が集う
という風情でなんとも懐かしい、いい雰囲気でした。

お神楽の後、神主さんが『湯立て神事』を行います。
塩、米、などを入れた湯を煮立てて祝詞のようなものを唱え
さらに鍋に何回も文字を描くような動作をし
(なにか縁起のいい文字でも湯に描いたのでしょうか?)
笹の葉をその神聖な湯につけて
笹を振るってそれをまわりのみなに思いっ切りかけます。
かかれば縁起がいい、というような感じ。
無病息災とか、そういうのでしょうか?

その後、その笹を配ってくれます。縁起物です。
そして紅白の餅などを神楽殿からまきます。
学校が終わってやってきたこどもたちが両手いっぱいに拾い
集まった大人も拾います。(モチロンわたしも)

たいへん寒い日でしたが
ほっこりあったまって帰ったのでした。

ナウシカのテト

2009-01-13 17:41:13 | 動物
『ナウシカのペット-フェネックの赤ちゃん3兄弟
井の頭公園で公開』(1月7日12時15分配信 吉祥寺経済新聞)

井の頭自然文化園で11月に生まれた、フェネックの赤ちゃん
(体重は約400グラム、体高は約10センチ)
井の頭自然文化園(武蔵野市御殿山1、TEL 0422-46-1100)は現在
本園・フェネック舎でフェネック3兄弟を公開している。

公開しているのは、昨年11月12日に誕生した「マッチ」「トシチャン」「ヨッチャン」(すべて雄)。母親は4歳の「キキ」、父親は「シモヤ」(年齢不明)。「冬に生まれたため自力での子育ては難しい」と同園は判断し、飼育係が人工保育で育てている。

フェネックは、体重1キロ~1.5キロの食肉目・イヌ科。スタジオジブリ制作映画「風の谷のナウシカ」に登場する、ナウシカのペット「テト」でも知られる。イヌ科の中でも最も小型で、アフリカ・モロッコ~アラビア半島の砂漠地帯に生息しており、大きな耳は体温の発散に役立つ。主食は小型のほ乳類や小鳥、昆虫、植物の球根など。

体重は約400グラム、体高は10センチほど。来園者からは「動きがかわいい」との声も上がり、公開コーナーの前に人だかりができることも。

教育普及係の高松美香子さんは「まだ哺乳(ほにゅう)中だが、徐々に動物舎に出して慣らしている。フェネックファンの人や家族連れなどが多く来園している」と話す。

神森 響さん

2009-01-08 15:19:03 | 音楽
正月の初詣に行った茨城の鹿嶋神宮で出会いました。
神宮にはその一番奥の急坂を降りたところに
“御手洗池”という古くからの禊の場があります。
1日400kl以上の清水が湧き、持ち帰ることもできます。
その一隅だけ、雰囲気アリアリ。

ここには不思議話が伝わっています。鹿嶋神宮の七不思議のひとつ。
この池に入ると、大きな大人であろうが小さなこどもであろうが
水の高さは胸までになるという。

その池のある、公園のようになっているところの東屋の方から
なにやら音色が。

あまりにも通るその美しい音に
不粋にもなんかの“放送か?”と思ってしまったのは
わたしだけじゃないようでした。

ところがなんと、生演奏。
笛?オカリナ?

思わず立ち止まり聞き入る人々。
演奏が終わると自然に拍手が生まれました。
何曲か吹き終えたその人を見ていたら
どうぞ、という手招き。

ついつい遠慮なくそのそばにいって感嘆を伝えました。
神森 響さん。(本名ではありません)
ケースに入れられたオカリナは10個近くありました。
大きさも色も柄も様々。
1曲吹くにも音色を変えるために
3つのオカリナを使ったりもするそう。
最近のお気に入りはこの、笠間で手に入れた黒いオカリナ。

聞けば、4~5人のいろんな楽器の仲間とコンサートもしているそう。

鹿嶋のひとなので、練習でよくここで吹くそうです。
ここは音がよく響いて返ってくるので気に入っているそう。
ここでもコンサートをしていたのですが
あまりにも人が多く来るようになったので
最近はホールなどでもやっているようです。
近々成田山新勝寺でもやるそうです。
聞きごたえありますよ。お近くのひとはぜひ!
お近くでなくともぜひ!

神域・気模様

2009-01-05 16:53:37 | 神社
今年も初詣に行きました。
ここはもう5~6回?行っている千葉県の香取神宮ですが
神様をお迎えするためか
正月らしく本殿の右脇には鏡が天高くそびえていました。

おおむね大きな神域は
普段から放つ“気”は大きく、濃く、強いものですが
さらにこうした、ひとが多く神様に向かい交わろうとする時や
季節の節目(春分・夏至・秋分・冬至等)は“活気”があります。

茨城県の鹿嶋神宮も参りましたが
香取・鹿嶋に何度も行く中で今回ハッとしたのは
鹿嶋神宮の要石の“気”が、あれは何百mでしょうか?
奥宮のあたりにまで及んでいたこと。パワフルでした。
どういう意味かはわかりませんが。

要石は地震をおさえると伝えられ
あとで読んだ案内によると
鹿嶋神宮の大神(タケミカヅチノミコト)が
降臨した御座ともいわれるそうです。

香取・鹿嶋は両方行くといいと昔から言われ
たしか両方参れば伊勢神宮に行ったぐらいのご利益がある
などとの俗説があるよう。
しかし、実はトライアングルに建つ息栖(いきす)神社も行くと
ほんとはさらにいい、そうです。

メジャーな香取・鹿嶋に比べると
息栖神社は素朴でかわいらしく、門前には店もなく
地元のひとの鎮守様といった風情ですが実は由緒はあります。

ここもお正月で扉が開かれ飾りつけられ
いきいきとしていました。

この三社は関東で活動するなら
もしくは何かを断って新しく旅立ちたいときは
ご挨拶にうかがうといい
たいへんパワフルなカミサマです。

幸福の花

2009-01-01 11:40:11 | ごあいさつ
新年明けました。
今年もよろしくお願いいたします。

なんと、暮れの30日から幸福の木の花が咲いています。
あんまり咲かないと聞いてますが
吉兆でしょうか?お福分け。

去年も予想を上回る激動の年でしたが
今年もいろいろありそうです。
ただ、去年と違って
(というかその芽はもうすでに去年兆していましたが)
その底に微かながらたしかな希望の光が現れる、かもしれません。

それはこの先の大きな変化へとつながる
もっとほんとのとこの希望、かもしれないので
それこそ、希望を持って闇夜を歩きたいところです。
夜明け前の闇が一番深い、ですもんね。

なんていうか、ほんとに何気ないささやかなふれあい
何気ない小さなしあわせ
そんなものを大事にしていくことが
大きなものを大切にすることに直結してゆく今後かも
とそんな気がする今日この頃です。

また今年もおつきあいください。
それぞれのみなさまにとって
なにがあろうと、よい年と思える、そんな年となりますように。