面白い記事を読みました!
いらない物だけど、
捨ててしまうのはもったいない!
から始まった『もったいない運送』
島根の旅館「吉田屋」の若女将、山根多恵さん(25)の発案。
最初はもぎ手がなくて木で腐る夏ミカン。
知り合いと話してその人が運んでくれた夏ミカンを
旅館の風呂に浮かべたら大好評!
「簡単に捨てるんじゃなくて、
違う場所に持っていけば使える物はいっぱいあるんじゃないか。」
と友人にメールで呼び掛けたらあちこちから賛同の返信。
そのひとりが福岡の運送会社『鹿毛運輸』。
鹿毛哲也社長(43)は
「休日ならうちのトラックを使ってぜひやってみましょう。」
と申し出た。
余った物や欲しい物を連絡しあい、土日に運ぶ活動を6月から始めた。
使わなくなった車いす、パソコン、自転車、
商品としては規格外の茶葉・・。
山口県萩市の高校の改築で廃品になった畳30枚は、
同県周防大島町の「大島青年の家」の体育館に運ばれて
柔道の合宿ができるようになった。
旅館でお客に出すにはちょっとくたびれたタオルも、
下関のパン屋ではぞうきんなど作業用に大助かり。
パン屋で余り、冷凍され運ばれたパンはおいしかった。
山根さんたちは最初は
「そんなにたくさんいらないものがあるんだろうか。」と心配した。
だが、次々と運送希望のメールが届いて、
隔週で稼動するようになった。
ガソリン代などは物を受け取る側が負担する仕組みで、
参加者が増えれば増えるほど輸送距離は短くなりコスト減になる。
7月からは、島根県の石見銀山で伐採された竹も、
竹炭にするために津和野に運んでいる。
石見銀山の竹は増え過ぎて問題になっているが、
伐採しても処分に費用がかかるため、放置されたままになっていた。
物を運ぶだけでなく、地域に役立つこともねらいだ。
山根さんは身近な問題を解決しながら収入を得る
コミュニティービジネスの勉強を大坂でしていたが、
老舗旅館の後継者にならないかと誘われ、04年に吉田屋に来た。
吉田屋には10人ほどの若者が働いている。
地域を活性化する活動に興味を持ち、
いつかは自分で起業したいと考える若者も多く、
車を運転して各地を回ったり、竹の伐採に参加したりしている。
トラックを走らせる三田村諭さん(25)は
「各地を回ることで、過疎化も実感した。
どうやったら地域の役に立つのか、すぐにはわからないけれど、
これから多くの人に出会いながら考えていきたい。」という。
「1ケ所にいたら学べないことを、あちこちの現場で体験できる。
物だけでなく、人も動かすし、生かすことにつながれば」
と山根さんは少しづつ地域を広げ、
将来は全国に『もったいない運送』を走らせたいと考えている。
『もったいない運送』についての問い合わせは
吉田屋さんにメール
yoshidaya@lets.gr.jp
いらない物だけど、
捨ててしまうのはもったいない!
から始まった『もったいない運送』
島根の旅館「吉田屋」の若女将、山根多恵さん(25)の発案。
最初はもぎ手がなくて木で腐る夏ミカン。
知り合いと話してその人が運んでくれた夏ミカンを
旅館の風呂に浮かべたら大好評!
「簡単に捨てるんじゃなくて、
違う場所に持っていけば使える物はいっぱいあるんじゃないか。」
と友人にメールで呼び掛けたらあちこちから賛同の返信。
そのひとりが福岡の運送会社『鹿毛運輸』。
鹿毛哲也社長(43)は
「休日ならうちのトラックを使ってぜひやってみましょう。」
と申し出た。
余った物や欲しい物を連絡しあい、土日に運ぶ活動を6月から始めた。
使わなくなった車いす、パソコン、自転車、
商品としては規格外の茶葉・・。
山口県萩市の高校の改築で廃品になった畳30枚は、
同県周防大島町の「大島青年の家」の体育館に運ばれて
柔道の合宿ができるようになった。
旅館でお客に出すにはちょっとくたびれたタオルも、
下関のパン屋ではぞうきんなど作業用に大助かり。
パン屋で余り、冷凍され運ばれたパンはおいしかった。
山根さんたちは最初は
「そんなにたくさんいらないものがあるんだろうか。」と心配した。
だが、次々と運送希望のメールが届いて、
隔週で稼動するようになった。
ガソリン代などは物を受け取る側が負担する仕組みで、
参加者が増えれば増えるほど輸送距離は短くなりコスト減になる。
7月からは、島根県の石見銀山で伐採された竹も、
竹炭にするために津和野に運んでいる。
石見銀山の竹は増え過ぎて問題になっているが、
伐採しても処分に費用がかかるため、放置されたままになっていた。
物を運ぶだけでなく、地域に役立つこともねらいだ。
山根さんは身近な問題を解決しながら収入を得る
コミュニティービジネスの勉強を大坂でしていたが、
老舗旅館の後継者にならないかと誘われ、04年に吉田屋に来た。
吉田屋には10人ほどの若者が働いている。
地域を活性化する活動に興味を持ち、
いつかは自分で起業したいと考える若者も多く、
車を運転して各地を回ったり、竹の伐採に参加したりしている。
トラックを走らせる三田村諭さん(25)は
「各地を回ることで、過疎化も実感した。
どうやったら地域の役に立つのか、すぐにはわからないけれど、
これから多くの人に出会いながら考えていきたい。」という。
「1ケ所にいたら学べないことを、あちこちの現場で体験できる。
物だけでなく、人も動かすし、生かすことにつながれば」
と山根さんは少しづつ地域を広げ、
将来は全国に『もったいない運送』を走らせたいと考えている。
『もったいない運送』についての問い合わせは
吉田屋さんにメール
yoshidaya@lets.gr.jp
