ベコが行く!涅槃な旅路

旅するベコのゆるみ系ブログ。

京都・紅葉散歩17 北野八幡宮で今年もさよならだべこ

2023年12月31日 | 秋の紅葉巡り(京都)

京都紅葉散歩もいよいよ最終回。

北野天満宮を訪れたベコは、御土居の紅葉を満喫中です。

ベコ 「紅葉がキラキラだべこ!」

お天気にも恵まれ、絶好の紅葉散歩です。

歩きながらふと目をやると、土手の下の方に朱塗りの橋が見えます。

そう、あれは御土居の脇を流れる紙屋川にかかる鶯橋

もみじの間から垣間見える朱色の橋も味わいがあります。

うん、ちょっとあそこまで行ってみましょう!

ということで、土手の階段を降りて川沿いに出てみました。

ベコ 「谷底は日陰だべこ」

さすがにここは陽が当たらないのです。

もうちょっと陽が高い時間に来たらよかったかも。

けど、土手の斜面の紅葉に西日が当たり、キラキラ輝いています。

いやー、鮮やかですね。

そして、川沿いにも素晴らしい紅葉が。

おー、これはすごい。

真っ赤ですね。

土手の斜面のもみじの木々も、

西陽を浴びて一段と赤色が映えてます。

ひょえー

ひょえー

ひょえー

いやー、壮観です。

さあ、そんなわけで今年の紅葉散歩はこれでおしまい!

思えば、東北の鳴子峡に始まり、厳美渓、中尊寺、そして最後は京都を巡りました。

特に、東北の紅葉は山全体が赤く色づく独特の紅葉が印象的でした。

一方、京都は観光客も少ない年で助かりました。

再び観光客が押し寄せたら、ゆっくり訪れることも難しくなりそうで残念。

ま、来年もまた日本各地の紅葉が楽しみです。

そんな思いを胸に、ぼちぼち帰路につきましょう!

おわり

 

<ベコたびinformation>

御土居

長く続いた応仁の乱の後、豊臣秀吉による京都再建の一環として築かれた土塁。敵の襲来や鴨川の氾濫に備えたものだそうです。

ただ、正式な記録が残っておらず、防衛の観点から見ても不十分な面があるなど、明確な設置目的は不明なのだとか。

当初の御土居は京都市内をぐるりと囲み、全長は約23キロに及ぶ大きさだったそうです。土塁の高さは5メートルほどで、その外側には深さ4メートルほどの堀がある構造。

御土居の内側を「洛中」、外側を「洛外」と呼び、所々に洛中と洛外をつなぐ出入り口を設置。それを「七口(ななくち)」と呼び、鞍馬口や丹波口という地名はその名残なのだそうです。

そんな御土居も、江戸時代以降は徐々に取り壊されて現在は史跡として残る9カ所のみ。北野天満宮の紙屋川に沿って築かれた御土居はその一つなのです。

ちなみに、「紙屋川」は古い時代の呼び名で、現在は「天神川」という川です。


 


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京都・紅葉散歩16 北野天満宮は輝く紅葉だべこ!

2023年12月24日 | 秋の紅葉巡り(京都)

京都紅葉散歩を満喫中のベコですが、旅もそろそろ大詰め。

最後にやってきたのは有名な北野天満宮です!

ベコ 「天神様だべこ!」

ご存じの通り学問の神様・菅原道真を祀る神社の本拠地です。

ちょうど秋のもみじ苑が見頃とのこと。

さっそく紅葉散歩とまいりましょう!

ということで、ここは境内にある御土居

豊臣秀吉が築いたかつての土塁の一部です。

東屋にかかるもみじの葉っぱも味わいがあります。

御土居沿いにはあちこちに真っ赤な紅葉が。

おー、これは鮮やか!

立派なもみじの木です。

葉っぱの色づきも上々。

ほー

はー

ふー

いやー、これは素晴らしい紅葉です!

ちなみに、時間的にはそろそろ秋の陽が傾く頃。

徐々に日陰が増えてきます。

ただ、西日のおかげで紅葉の陰影がくっきり。

逆光になって、紅葉の美しさも引き立ちますね。

ふむふむ

ふむふむ

ふむふむ

参拝客も頭上の紅葉を眺めながらお散歩です。

こうしてみると、まだ緑の葉っぱも目立ちます。

赤と緑のコントラストも印象的。

ちょうど西日の時間帯なのもラッキーだったかも。

それでは、境内のもみじ苑をさらに進みましょう!

つづく

 

<ベコたびinformation>

北野天満宮

学問の神様として有名な菅原道真を祀る神社。全国の天神様や天満宮の総本社です。国宝の本殿をはじめ、重要文化財の三光門や東門など見どころもたくさん。

国宝の本殿は平安時代の創建ですが、たびたび火災に遭い、豊臣秀頼により再建されたもの。見た目も華やかな作りで、まさに桃山文化を体現しています。

重要文化財の三光門は立派な門構え。「三光」とは「日、月、星」を表し、その彫刻があるそうです。ただ、「日」と「月」の彫刻はあるのに「星」の彫刻がないため「星欠けの三光門」とも。一説には、門の上に見える北極星が「星」との説も。

んな北野天満宮ですが、何より有名なのは春の梅苑と秋のもみじ苑。これまで何度か春の梅苑を訪れましたが、秋のもみじ苑は初訪問。

実際に訪れてみると、豊臣秀吉によって築かれた御土居に沿って、350本のもみじが色付く景色は感動。ちょうど西日があたる時間帯で、紅葉がキラキラ輝いていました。

心なしか色付きはピークを過ぎていたようですが、それでもまだまだ十分な色づき。観光客も声を上げて見入っていました。


 


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京都・紅葉散歩15 勝林寺は花の寺だべこ!

2023年12月17日 | 秋の紅葉巡り(京都)

京都紅葉散歩を満喫中のベコです。

東福寺の素晴らしい紅葉を堪能した後、やってきたのは勝林寺

東福寺の北を守る塔頭寺院です。

こじんまりしたお寺ですが、境内に入ってみるとこんな感じ。

ベコ 「傘が散乱だべこ!」

そう、花の寺として有名ですが、この時期は花は少なめ。

代わりに和傘があちこちに飾られていました。

うん、なるほど味わいがありますね。

小さなお寺ですが、なかなか絵になります。

狐のお面もちょっと神秘的。

ふむふむ

ふむふむ

ふむふむ

紅葉もいい感じです。

きれいに色づいていますね。

東福寺は落葉が始まっていましたが、こちらはちょうど見頃。

ほー

はー

ふー

ということで、本堂にお邪魔してみましょう。

お座敷から見える庭の紅葉も味わいがあります。

こちらは庭の紅葉と和傘の光景。

ちょうど陽が差していて印象的です。

なるほど、小さいなお寺には、小さなお寺なりの工夫があるのですね。

感動です!!

さあ、それでは勝林寺を後にして、最後の紅葉スポットへまいりましょう!

つづく

 

<ベコたびinformation>

勝林寺

東福寺の塔頭寺院の一つで、北側の少し離れた場所にあります。そのため、東福寺の鬼門である北方を守る「東福寺の毘沙門天」と呼ばれるそうです。

そして、ご覧の通りとても小さなお寺。「花の寺」と言われ、色とりどりの花が飾られてはいましたが数は少なめ。むしろ、紅葉と和傘が印象的で、きれいな写真が撮れました。

ちなみに、こちらのお寺は本尊の毘沙門天立像や曼荼羅などが有名なのだそうです。ただ、きれいなお庭に意識が集中。肝心の毘沙門天は見れずじまいで反省です。


 


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京都・紅葉散歩14 東福寺で苔もみじだべこ!

2023年12月10日 | 秋の紅葉巡り(京都)

京都紅葉散歩東福寺を訪問中。

ちょうど見頃の紅葉に観光客も興奮気味。

ここは境内にある有名な洗玉澗

いやー、これは素晴らしいですね。

さすが京都の紅葉、言葉もありません。

さて、そんな東福寺ですが、素晴らしいのは木々の紅葉だけではありません。

そう、落葉した一面のもみじです。

足元を見るとこんな感じ。

おおっ、これはすごい!

まるで紅葉の絨毯です!

地面が見えないほど落ち葉が積もっている様子は感動もの。

ふむふむ

ふむふむ

ふむふむ

ちなみに、落ち葉の下はなんと苔庭なのです。

いやー、これには絶句。

まさに日本の秋の風景です。

さて、紅葉の洗玉澗をたっぷり楽しんだら、次へ進みましょう。

まずは紅葉の谷を上がって通天橋へ。

先ほど、参道側から見えた橋です。

今度は、通天橋から参道にある臥雲橋を一望。

なるほど、紅葉の谷にかかる橋といった風情。

ただ、上から眺めると紅葉がかなり落葉しているのが分かります。

たしかに、あれだけ落ち葉があるのだから当然かも。

けど、通天橋の周囲のもみじはまだまだ見頃です。

ほー

はー

ふー

そして、通天橋を渡り終えたら方丈を見学しましょう。

お坊さんの住まいだった場所です。

そんな東福寺の方丈は枯山水の庭が有名。

ベコ 「水墨画の世界だべこ」

そして、中でも有名なのがこちら!

市松模様の北庭です。

和風庭園には不似合いなモダンなデザインですね。

さあ、そんな訳で最後は東福寺の巨大な三門に到着。

ベコ 「ひゃー、巨大な境内だったべこ」

ホント、あまりに大きな境内で時間が経つのも忘れてしまいます。

それでは、絶景の東福寺を後にして、次の紅葉スポットへまいりましょう!

つづく

 

<ベコたびinformation>

東福寺(2)

東福寺といえば何をおいても洗玉澗の紅葉。鼻血が出るほど素晴らしい紅葉なのですが、今回はややピークを過ぎた印象。写真ではまさに見頃といった感じですが、実はかなり落葉が進んでいた状態。

とはいえ、おかげで紅葉のじゅうたんは圧巻。苔庭に積もった落ち葉に陽が照る様子は、これ以上ないくらい美しい光景でした。

一方、これまた有名なのが方丈に作られた庭園。枯山水の印象的な庭園ですが、中でも有名な市松模様の北庭は、ちょっとモダン過ぎかも。

昭和の作庭家・重森三玲によるものだそうですが、なんだか幾何学的な西洋式庭園を思わせる面も。個人的には違和感がありますが、どうなのでしょうか。

ちなみに、最後に訪れた三門は非常に立派。これが正門かなと思うのものの、この三門に正面から進む入口がないのが不思議。

通常、東福寺を訪れる時は駅から近い「日下門」から入りますが、東福寺の全体図からするとこれは脇の位置。正門がどれなのか気になるところです。


 


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京都・紅葉散歩13 東福寺は圧巻の紅葉だべこ!

2023年12月03日 | 秋の紅葉巡り(京都)

秋の紅葉散歩は今回から京都をたずねます。

まだ外国人観光客が少ない時期に訪れたもので、地獄の混雑も回避できました。

ゆっくりと京都の紅葉を楽しみましょう!

    

ということで、本日まずやってきたのは東福寺

京都でも有名な紅葉スポットですね。

駅を降りててくてく歩くと、いきなり現れるのがこちらの紅葉。

角を曲がると目に入ってきて感動します。

いやー、これは期待できそうですね。

東福寺の入口までは白壁の塀沿いをてくてく歩きます。

その参道沿いにもきれいな紅葉が立ち並びます。

ふむふむ

ふむふむ

ふむふむ

なるほど、期待が高まります。

そして、参道の途中からは東福寺にかかる通天橋がちらり。

おー、たくさんの人だかりです。

ということで、いよいよ東福寺に到着。

さっそく境内に入ると、紅葉はまさに見頃!

ベコ 「うおーっ、真っ赤な色づきだべこ!」

おおっ、これは素晴らしいですね。

木々が真っ赤に色づいています。

巨大なもみじの枝が頭上を覆っていて、

見上げると首が痛くなります。

こちらは真紅のもみじ。

さすが圧巻の東福寺です!

ほー

はー

ふー

いきなりの紅葉に度肝を抜かれましたが、さらに境内の中を巡りましょう!

つづく

 

<ベコたびinformation>

東福寺(1)

京都駅からJR奈良線でひとつ目。駅から徒歩10分程度と意外と近くです。臨済宗の禅寺で創建は鎌倉時代。京都五山の第四位で、壮大な大伽藍の完成までなんと19年もかかったのだとか。

大きなお寺で、駅から正門まで歩く間、延々と白壁が続きます。境内には国宝の三門をはじめ、禅堂・東司・浴室など数々の重要文化財も。特に有名なのは通天橋、臥雲橋、そして方丈でしょうか。また、紅葉で覆われた洗玉澗は必見。

また、東福寺は敷地の内外に多くの塔頭寺院が並びます。今回そのうちの一つ、天徳院に立ち寄る予定でしたが、なんと予約制で入場不可。また、龍吟庵は場所が分からず結局たどり着けず。事前調査の不備を反省しました。

そんな東福寺の名前の由来は、奈良を代表する東大寺と興福寺から「東」と「福」の字を取ったものだとか。京都で最大の伽藍を目指して19年の歳月を要して完成。何度も火災に遭ったものの、幾度も再建されて今日に至るそうです。


 


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