京都紅葉散歩もいよいよ最終回。
北野天満宮を訪れたベコは、御土居の紅葉を満喫中です。
ベコ 「紅葉がキラキラだべこ!」
お天気にも恵まれ、絶好の紅葉散歩です。
歩きながらふと目をやると、土手の下の方に朱塗りの橋が見えます。
そう、あれは御土居の脇を流れる紙屋川にかかる鶯橋。
もみじの間から垣間見える朱色の橋も味わいがあります。
うん、ちょっとあそこまで行ってみましょう!
ということで、土手の階段を降りて川沿いに出てみました。
ベコ 「谷底は日陰だべこ」
さすがにここは陽が当たらないのです。
もうちょっと陽が高い時間に来たらよかったかも。
けど、土手の斜面の紅葉に西日が当たり、キラキラ輝いています。
いやー、鮮やかですね。
そして、川沿いにも素晴らしい紅葉が。
おー、これはすごい。
真っ赤ですね。
土手の斜面のもみじの木々も、
西陽を浴びて一段と赤色が映えてます。
ひょえー
ひょえー
ひょえー
いやー、壮観です。
さあ、そんなわけで今年の紅葉散歩はこれでおしまい!
思えば、東北の鳴子峡に始まり、厳美渓、中尊寺、そして最後は京都を巡りました。
特に、東北の紅葉は山全体が赤く色づく独特の紅葉が印象的でした。
一方、京都は観光客も少ない年で助かりました。
再び観光客が押し寄せたら、ゆっくり訪れることも難しくなりそうで残念。
ま、来年もまた日本各地の紅葉が楽しみです。
そんな思いを胸に、ぼちぼち帰路につきましょう!
おわり
<ベコたびinformation>
御土居
長く続いた応仁の乱の後、豊臣秀吉による京都再建の一環として築かれた土塁。敵の襲来や鴨川の氾濫に備えたものだそうです。
ただ、正式な記録が残っておらず、防衛の観点から見ても不十分な面があるなど、明確な設置目的は不明なのだとか。
当初の御土居は京都市内をぐるりと囲み、全長は約23キロに及ぶ大きさだったそうです。土塁の高さは5メートルほどで、その外側には深さ4メートルほどの堀がある構造。
御土居の内側を「洛中」、外側を「洛外」と呼び、所々に洛中と洛外をつなぐ出入り口を設置。それを「七口(ななくち)」と呼び、鞍馬口や丹波口という地名はその名残なのだそうです。
そんな御土居も、江戸時代以降は徐々に取り壊されて現在は史跡として残る9カ所のみ。北野天満宮の紙屋川に沿って築かれた御土居はその一つなのです。
ちなみに、「紙屋川」は古い時代の呼び名で、現在は「天神川」という川です。