熊本紀行で阿蘇を訪問中のベコ。
烏帽子岳から下山後、お弁当を食べたら次に目指すのは杵島岳!
それでは張り切っていきましょう!
ふと見れば中岳は相変わらず噴煙がもくもく中。
噴煙はどこからでも見えるのです。
さあ、杵島岳の登山道を進みましょう。
ベコ 「整備された道だべこ」
うん、先ほどの烏帽子岳とは異なり、杵島岳は舗装された道。
助かりますね。
そして、両脇の木々が並ぶ樹林帯を抜けると、
ほーっ
なるほど、これが杵島岳ですね!
草ボーボーの烏帽子岳とは異なり、さっぱりしたハゲ山です。
いやー、気持ちのいい山です。
そして、ふと後ろを振り返ってみると…
おーっ、烏帽子岳です!
先ほどはお疲れさんでしたね。
こうして見比べると、急峻で崩落している烏帽子岳と比べて、なだらかな杵島岳。
トレッキングのモチベーションもがぜん上がります。
ベコもお弁当を食べて元気いっぱいです。
ベコ 「目指せ、完全踏破だべこ!」
ところが!!
なんと!
目の前に現れたのは山頂まで続く地獄の石段だったのです。
ベコ 「ここ、これは一体だべこ!」
烏帽子岳にも負けず劣らずの急勾配の斜面に一直線の石段です。
見上げると、杵島岳の山頂はまだまだ遥か先。
しかも!!
ベコ 「ひ、ひざが死んだべこ!!」
烏帽子岳のおかげでベコのひざが急激に悪化。
石段を登り始めてほどなく、一歩も進めなくなってしまったのです。
他のハイカーにどんどん追い越されていきます。
うーん、残りの距離とひざの状態を考えたら、これ以上の登山は難しいかもしれません。
ベコ 「勇気ある撤退だべこ!」
うー、残念だけどそれがいいかもね。
見守ってくれた烏帽子岳もちょっと悔しそう。
これはいつか敗者復活戦が必要ですね。
ベコ 「捲土重来を期するべこ!」
いやー、思いがけず残念な結末になってしまいました。
しかし、この後の旅の予定を考えたらこれ以上の無理は禁物。
無念の撤退と致しましょう。
と、その時でした。
むむむ??
登山道から左手に見えてきたのは…
おおーーっ
なんとあれは米塚ではありませんか!
大観峰など展望所から見えていたこんもりした山ですね。
ここにあったとは驚きました。
杵島岳を下山したベコは、帰り道で米塚の近くを通過。
ベコ 「こんもりだべこ!」
これは不思議な形です。
ベコ 「こんもりだべこ!」
ここまできれいな形になるのは不思議です。
さあ、そんなこんなでベコの阿蘇訪問はここまで!
ちょっと歯切れの悪い結末でしたが、この後ベコはお隣の大分県に移動。
大分でも美しい自然と温泉を満喫する予定です。
が!
ブログはいったんここでひと休み。
次回からは秋の紅葉を味わいたいと思います。
ベコの大分紀行はしばらく先になりますが、期待して待ちましょう!
つづく
<ベコたびinformation>
米塚
杵島岳の山裾にひょっこりとそびえる均整の取れたハゲ山。標高は954mとのことで意外と高いのですが、地面との高低差は80mほど。山頂の火口は直径100m、深さ20mほどだそうです。
お椀を伏せたような美しい形は自然のものとは思えませんが、噴火したマグマが冷えた岩が降り積もってできた山で、地質学では「スコリア丘」と呼ぶそうです。
これを見て思い出したのは伊豆半島にある大室山。あそこも均整の取れたお椀型の山ですが、調べてみると米塚と同じスコリア丘でした。
米塚の斜面には登山道のような筋があるので登山できるのかと思っていたら、現在は立ち入り禁止だとか。一方、米塚の近くに上米塚という場所があり、そこではスコリア丘の断面が見られるとのこと。
ちなみに、米塚という名前のいわれは、阿蘇神社の神様が収穫したお米を積み上げて作ったという伝説によるとか。もしかしてこの周辺は美味しいお米が取れるのでしょうか?