春のお花見散歩で松本を訪問中のベコ。
松本城を後にして、次にやってきたのは・・・
むむむ、
ここはいったい・・・
そう、桜の名所である弘法山古墳です!
こんもりとした桜の山は巨大な古墳だったのです。
いやー、街中に突然現れてびっくりです。
ベコ「古墳に登るべこ!」
と言いながらも、タクシーで山頂近くまで行ける楽ちんなお花見スポット。
さあ、これが古墳の山頂からの眺めです!
ベコ「松本盆地を一望だべこ!」
いやー、たしかにこれは壮観!
桜の向こうに松本市街。
そして、その先には雪をかぶった北アルプスの山並み。
これは素晴らしい景観ですね。
お天気に恵まれて山並みもくっきり。
どれが何の山か気になるところですが・・・
それも山ナビアプリで一発です。
ふむふむ、なるほど。
以前ベコが訪れた立山や白馬連峰もバッチリ。
感動です!
そして、古墳を覆う桜はこちら。
いろいろな種類の桜があるようですが、
こちらは年季の入った枝垂れ桜。
まるで日本画のような淡い桃色の桜。
流れるような桜の花が素敵です。
ほー
はー
ふー
へー
いやー、可憐ですね〜。
そして古墳の斜面を降りていくと、桜の森はこんな感じ。
ベコ「一面の桜だべこ!」
観光客も桜の木々を見上げて感嘆です。
ふむふむ
ふむふむ
いやー、ひとつの古墳が丸ごと桜とは驚きでした。
ベコも感動の絶叫です。
ベコ「うおーっ!」
ベコ「うおーっ!」
さあ、それでは松本市を後にして、次の桜スポットへ移動しましょう!
つづく
<ベコたびinformation>
弘法山古墳
松本駅から南方向の小高い丘陵地にあるのが弘法山古墳。こんもりとした古墳が一面の桜で覆われている姿はまさに圧巻です。
ソメイヨシノやヤマザクラが4,000本も咲くという桜の山。訪れた時は7部咲きとのことでしたが、ほぼ見頃。桜の花はちょっと小ぶりで可憐な印象でした。
素晴らしいのは山頂から望む北アルプス。松本盆地越しに山並みが広がる風景は感無量です。ただし古墳の斜面はかなりの急勾配で、気を抜くとずるりとすべって転ぶので要注意です。
一方、問題はアクセスの悪さ。電車だとJR南松本駅が最寄駅でそこから徒歩30分。松本駅からバスもありますが本数がかなり少なくて不便。
結局、今回は南松本駅からタクシーで直行。実は古墳の裏側へ回ると山頂近くまでタクシーで行けるのです。運転手さんの助言で苦もなく山に登れたのはラッキーでした。
なお、帰りは古墳から徒歩10分程度の距離にあるバス停から松本駅へ。便数の少ない路線ながら、ちょうどいい時間にバスがあり助かりました。
そんな弘法山古墳が作られたのは3世紀後半。東日本ではもっとも古い時代の古墳だとか。「前方後方墳」で全長66mとかなりの大きさですが、この地方を支配していた有力者の古墳とされるそうです。
ただ、弘法山古墳が発見されたのは昭和に入ってから。丘陵地に運動広場を設ける計画が出たことで、はじめて古墳の存在が判明。内部の石室から様々な副葬品が出土し、史跡公園として整備されたそうです。
なお、古墳には前方後円墳と前方後方墳があり、前者は邪馬台国、後者は対立する狗奴国による古墳とも。弘法山古墳は前方後方墳のため、狗奴国と関係があったとする説もあるようですが、真相は分からないようです。