10年前に訪れたマレーシア・ランカウイ島も滞在4日目。
本日は有名なマングローブ・ツアーに参加します。
やってきたのは、ランカウイ島の北端にあるタンジュン・ルーという地域。
この桟橋からマングローブの森林を巡るリバークルーズが出ているのです。
さあ、それでは出発です!
自然豊かなランカウイ島は、マングローブの生息地としても有名。
じっくり自然体験とまいりましょう。
出発したボートは、奇岩に囲まれた湾を進みます。
ランカウイ島は地質学的にも貴重で、世界ジオパークにも登録されているのだとか。
そんな湾の中をグングン進みます。
すると、周囲にマングローブの林が見えてきました。
ほー
なるほど、あれがマングローブ。
日本では沖縄あたりに生息しているそうですが、ほとんど見ることがありません。
そんなマングローブの特徴がこれ。
水の中からニョキニョキと出ている枝のような根っこ。
これで呼吸をしているのだそうです。
また、湾の中をどんどん進むと、いろいろな生き物に出会います。
これはムツゴロウかハゼの仲間かな?
あ、お猿さんです!
岩や木々の上でエサを探しているようです。
そして、特に興味深い生き物がこちら。
んんん?
その生き物がどこにいるのかというと…
き、来たっ!
ランカウイの象徴でもある鷲のイーグルです!
ここはイーグル・フィーディングといって、鷲にエサをあげるポイント。
スタッフが放り投げたエサめがけて鷲が急降下。
パクっと食べて再び急上昇します。
いやー、突然の出来事にびっくり仰天。
ちょっとドキドキしましたが、引き続きクルーズを続けましょう!
つづく
<べこたびinformation>
マングローブ
熱帯や亜熱帯地域に生息するマングローブですが、実は「マングローブ」という名前の植物はないのだそうです。
川の河口付近で、海水と淡水の混ざる「汽水域」に生息する植物を指す総称で、その数は100種類以上にも及ぶのだとか。
とは言いながら、多くはヒルギ科の植物で「ヒルギ」という名前が付く模様。ランカウイで見たのは「オオバヒルギ」や「ホウガンヒルギ」。
そんなマングローブの特徴は地上に現れた枝のような根っこ。タコの足のような不思議な形ですが、水と空気を吸い込んでるのかも。
ガイドさんの説明では、通常の樹木と比べて12倍の二酸化炭素を吸収し、酸素を放出するのだそうです。温暖化防止への貢献度は大ですね。
また、様々な生き物がこのタコ足の中で生活しており、生命のゆりかごとも呼ばれるそうです。
日本ではあまり見ないマングローブですが、タネと炭をお土産にもらいました。タネを育てた様子はブログに掲載しましたが結局うまくいかず。やはり北限を超えたらダメなようです。