秋の白馬ハイクで八方尾根を登っているベコ。
雲ひとつない秋空のもと、元気よくハイキング中です。
さて、周囲の山並みを眺めながら第2ケルン(息ケルン)に到着。
ベコ 「よし、2,000m突破だべこ!」
そう、第2ケルンは標高2,005m。
かなり登ってきましたが、この先まだまだ難関が待ち構えています。
それがあの斜面。
おーっ、またまた岩場が!
それでも頑張って登りましょう。
息も切れ切れで岩場を登り切ると、ここも絶景です。
ふー、さらに景色が広がりました。
岩場の上に立っているのは八方ケルン。
人の顔に似ていますが、標高は2,035m。
ポカリを飲んでひと息つきましょう。
ちなみに八方ケルンの近くにはちょっとした広場があり、
ベコ 「うおーっ、白馬三山が目の前だべこ!」
白馬連峰を望む絶景ポイントなのです!
足元には山の案内板がありました。
ふむふむ、案内板によるとこれは白馬鑓ケ岳。
きれいな三角形ですね。
そしてこちらは杓子岳。
台形です。
そして、そのお隣が白馬岳。
「白馬」ですが山は黒っぽいかな。
この3つ合わせて白馬三山と呼ぶそうです。
さあ、ひと息ついたらラストスパート。
ベコ 「八方池はこの先だべこ!」
尾根ルートから外れて、木道を降りていきます。
すると、そこには
ベコ 「出たーっ、八方池だべこ〜」
そう、ここが本日のゴールの八方池です!
ひゃー、これはすごい!
白馬三山の左に見える山の塊は天狗の頭。
湖面には山並みがきれいに映っています。
ベコ 「ぜ、絶句だべこ!」
いやー、頑張って登ってきた甲斐がありますね。
疲れも吹き飛ぶ景色に感無量です。
ハイカーの皆さんも、思い思いの場所で雄大な山並みを堪能中。
きれいな三角形の白馬鑓ケ岳を前に、言葉もありません。
好天に恵まれて、汗をかいた体には気持ちのいい気候です。
念のためここで高度を測っておきましょう。
うん、たしかに2,060mです。
かなりの高度ですが、背の高い樹木もちらほら。
栂池自然園にもあったダケカンバでしょうか。
黄色く色づいてちょうど見頃。
しっかり紅葉していますね。
さて、八方池を鑑賞したら、ちょっと場所を移してみましょうか。
つづく
<ベコたびinformation>
八方尾根の植生
標高2,060mにある八方池までのハイキングはおよそ1時間半。あまり背の高い樹木がないため、登山中の眺望がいいのが八方尾根の魅力と感じます。
ところが、八方尾根のチラシを見ていたら、面白いことが書かれていました。通常の山では、低い場所にダケカンバなどの大きな樹木があり、高い場所には低木と高山植物が見られるとのこと。
一方、八方尾根はその逆で、低い場所に低木と高山植物があり、高い場所に大きな樹木があるのだとか。こうした植生の逆転現象は非常に珍しいのだそうです。
言われてみれば、たしかに今回のハイキングコースで見られたのは、ほとんどが低木と高山植物。本来は標高2,500m以上でないと見られない高山植物だそうでびっくりです。
その原因は八方尾根が「蛇紋岩」という地質で成り立っているためだそうですが、なぜ蛇紋岩だと植生が逆転するかまでは説明がありませんでした。不思議ですが、岩の成分が関係しているのでしょうか?