家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

こんないいとこあったんだね

2021-09-17 07:15:12 | Weblog
浜松市の北部に森林公園という静岡県立の公園がある。
もう何度も訪れている。
だが最近新聞にも出ていた「シラタマホシクサ」という話題の草は知らなかった。
新聞を読み返してみたり森林公園の地図を探したりして「この辺だ」ということを突き止めた。
何度も訪れていたが舗装道路の上を歩いていただけだった、ということが分かった。
実は広大な敷地なので舗装してあるのは、ほんの一部分だけであった。
肺機能の少し弱い妻がちょっとだけ心配であったが現実的には、のんびり歩けば何ということはない歩行であった。
グーグルマップに慣れてしまった私には細かな地図がないことが不安であった。
グーグルマップは車の屋根にカメラを着けて走って記録するので、車の入らない場所の地図はないのだ。
だが現地には略図の看板はあるし、そのうえ手作りの張り紙はあるし至れり尽くせりで迷うことはなかった。
舗装していないといっても手入れはきちんとされているから不自由なことは全くなかった。
私は堤防の無い水路をたいへん好む。
透明で冷たそうな流水の上に木の簡素な橋が架かっていたら、もうサイコー。
シラタマホシクサは、水路脇の湿地に簡単に見つかった。
シラタマホシクサだけでなく、大きな木や実をつける木など、いろんな木が在って嬉しかった。
いちおう目指してきたことは完了したが、まだ見てみたい場所が豊富にあって帰る気がしない。
森林の中とは思えない清掃の行き届いたウォシュレットのトイレを済ませた後うぐいす谷親水広場に向かってみた。
山奥とは思えない石畳の通路だった。
センスの良い超お金持ちの人が大枚はたいて築いた巨大な日本庭園の中を無料で歩かせてもらっているようだった。
そうなってくると普通に飛翔しているオニヤンマまでもが上品に見えてしまう。
何の説明が無くても分かったのはイノシシのほじった地面だ。
ミミズを探して掘った跡が、そこここにある。
これは都会に住むだけの人は気付かないはずだ。
私たちは少し物知りのような感覚になった。
駐車場の近くの東屋で持ってきたコーヒーを飲んで汗ばんだ背中に心地よい風を感じた。
ここの1時間35分は妻に自信を与え私も自宅から30分で味わえる環境に感謝した。
森林公園の地図を見て「次はどこに行こうか」と心がはやる。

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