家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

古希の自分

2023-01-09 07:39:01 | Weblog

古来稀なりという年になった。

とはいっても現在は100歳を超える人も増えているから自分はまだ小僧状態だ。

視力の衰えはメガネが何とかしてくれるし聴力の衰えは母方譲りで仕方がない。

妻は私には聞こえない鳥のさえずりを聞いて「かわいそうね。好きな鳥の声が聞こえなくて」と言う。

しかし何だかんだ今が一番楽しい。

母は老後、家族の中で自分の役割を果たすということを目標にしていた。

母の母つまり祖母は、母の愚痴をさんざん聞いた後に、「で、お前ができることはないのかえ」と言ったそうだ。

去年は友人を亡くし年の近い隣人が亡くなり同級生が病気だ。

終末が確実に近づくのを感じる。

どうということのなかったストレッチやラジオ体操をすることが今は貴重な時間を過ごす正しい行動をしていると毎日実感している。

最近は本を読むよりも youtubeを見て現代政治や賢い人の考え方を学び掃除の方法や自動車の手入れ方法を真似している。

1万歩は歩き過ぎという人もいるが知ったこっちゃない。

子供の頃神社の境内で遊んでいると紙芝居のおじさんがやって来た。

お菓子を買わない子は紙芝居が見られない仕組みだった。

「おまえはあっち行ってろ」と言われて自分だけ松の木陰で、かすかに聞こえるストーリーを想像して過ごしたこともあった。

だがほどなくして再び皆と一緒に遊べば問題なく楽しかった。

苦しいほどの貧乏ではなかった。

我慢の後の楽しさの方が、より濃いことを覚えた。

これからの人生に何が待ち受けているか分からないが妻子そして友人たちが寄り添ってくれるはずだ。

母が祖母の言った自分ができることを見つけたように私も何か役割

を見つけて暮らそうと思う。

幸い健康状態は申し分のないものだ。

体重 61.9Kg 血圧脈拍 126-75-74 昨夜の睡眠時間 8時間10分 歩数 10407歩