家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

産んでくれてありがとうプレゼント

2012-01-18 07:26:37 | Weblog
先日私の誕生日祝いのことを日記に書いたら友人が

「お母様が、がんばった日なのだよ。お母様にもプレゼントをどうぞ」と教えてくれた。

「なるほど」と納得した私は何かプレゼントをと探した。

私は、このところ何もしていないが、妻は自分で作った干し柿やら手製バッグをプレゼントしている。

「嫁がしているのに私がしていない」とあらためて感付いた。

しかしプレゼントというのは難しい。

母は、ない物はない。

趣味の違うものは送られても迷惑だ。

食べ物飲み物は、母だけで楽しめない。

高価な物は、もともと送れない。

「いっそ数あっても困らないものにするか」ということに決めた。

選んだものは靴下とレッグウォーマーだ。

靴下は伸びるから小さな小さな母の足にも合う。

妻の意見を聞いて5本指が全部色違いになっているものとシックな色でワンポイントの入っているものにした。

レッグウォーマーはイギリスの伝統的な柄のものを選んだ。

母に渡すとき「産んでくれてありがとう祝いです」と言った。

「あれ。ありがとう」と言って受け取った。

そばにいた姉は「なんだそれ」と聞き慣れないプレゼントの意味に苦笑いしていた。

姉には春野で取れたバンペイユを渡しておいた。

母と一緒に母の兄の入院見舞いに行った。

ついでに買っておいた靴下をおじさんに「お年賀だよ」と言って渡した。

おじさんも母も嬉しそうな顔を見せた。

靴下もレッグウォーマーも穿いていない私を暖めてくれた。