日本が存在してよかったと思う時代がくる・・・

2024-05-23 18:36:33 | 日記
『日本などなかったほうがよかったとアメリカも中国も夜半、ひそかに思ったりすることがあるのではないか。/しかしながら今後、日本のありようによっては、世界に日本が存在してよかったと思う時代がくるかもしれず、その未来の世のひとたちの参考のために書きとめておいた。それが「この国のかたち」とおもってくだされば、ありがたい』(司馬遼太郎談)と。彼が未来の世のひとたちの参考のために描きだしたかったものとは何だったのか、二つのテーマに注目する。一つは“武士”だ。鎌倉時代の武士が育んだ私利私欲を恥とする、“名こそ惜しけれ”の精神。それが戦国から江戸を経て、なぜ明治国家を生みだす原動力となったのか。そしてこの武士700年の遺産が、続く昭和の世に何をもたらし、どのように現代日本人へ受け継がれたのか。もう一つは“辺境の島国”日本の異文化摂取の特異性、それだ。辺境ゆえに海の向こうの普遍的な文化に憧れ続けてきた日本人。そのメンタリティがどのように独自の文化を育み、近代の原動力にさえなりえたのか。司馬遼太郎が2000年の時空を行き来しながら抽出した“エキス”なのだと。きょうの楽しかったことは、○来月中旬開催予定セミナーの進行シナリオ素案のイメージ・トレできたこと、○ひさしぶりに黒柴犬虎太郎と出会ったこと、○退院祝に買ったマスクメロンが美味しく熟して、皆で食したことだ。(10,910歩)

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