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◆名神高速道路で太陽光発電

2008年04月30日 | 企業/産業界の取り組み
西日本高速道路会社(NEXCO西日本)は,名神高速道路の
吹田インターチェンジ付近に太陽光発電設備を設置しました。
プレスリリース

横145m×縦5mの細長く巨大なもので,
最大100kwの発電能力を有しています。

一般の住宅の25軒分に相当するそうです。

なお,電力は高速道路の維持管理用電力の一部に
活用するとのこと。

設置費用は8,370万円かかったそうですから,
回収にどれだけの時間がかかるかはっきりとは
分かりませんが,非常に長い年月を要するでしょう。

西日本高速道路会社は,チーム-6%に加盟しているとのことで,
CO2削減の取り組みをアピールしたいとのことです。


以前,滋賀銀行のエコ店舗をご紹介しましたが,
太陽光発電が環境イメージのツールになるという点で,
活用されるのはいいことですね。

ただ,見た目でインパクトがあっても,企業としての
本質で環境に配慮しているか,今後はそういった中身が
注目される時代になっていくでしょうね。
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◆ハーフサイズ名刺で環境意識のきっかけづくり

2008年04月29日 | ネットより
家電量販店の大手に,エディオンという会社があります。

そこではこの3月から従来のハーフサイズの名刺に
切り替えているそうです。

ユニークな正方形の形が話題となって,顧客に環境イメージを
アピールできるとともに,相手にも環境のことについて
意識付けする効果が期待できるそうです。

もちろん,サイズが半分ということは,
使用する紙の量も半減するわけですね。

名刺といっても,社員全員のものとなると,
紙の使用量は馬鹿にならないでしょうから。


これまでにも名刺の形状を変えることで
インパクトを与えるというアイデアはたくさんありました。

しかし,エディオンはそれを世間の環境意識の高まりに合わせて,
ハーフサイズ名刺と環境イメージを結びつけたのがうまかったんですね。

紙の削減効果よりも,こうしてメディアに
取り上げられるなど,名刺を半分にしただけで
企業を広くPRすることができたのが一番の収穫でしょう。


環境をうまくビジネスに活かすセンスも大事ですね。
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◆風力発電,年27%増の勢い

2008年04月28日 | 新聞より
==============================
日経新聞(2008年2月24日付)より
 風力発電,世界で追い風
 昨年27%増
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昨年2007年の1年間で,世界の風力発電能力が前年比27%もの
伸びを示したとのことです。


特に中国では,2倍以上の増加で,
そのほか,アメリカ,EUでの建設も堅調でした。


ヨーロッパ風力エネルギー協会(EWEA:European Wind Energy Association)
によると,EUは世界全体の約6割の発電能力を持っています。

さらにその中で最大なのが,ドイツです。
とはいえ,スペインは全電力の10%を風力発電でまかなう体制を
整えたようですし,フランスも57%の伸びを達成するなど,
EU各国の取り組みは非常に積極的です。

というのも,EUは地球温暖化対策の一環として風力発電を位置づけており,
また数値目標を定めているからと考えられます。


このところの原油高騰や地球問題の深刻化を背景に,
風力発電は代替エネルギーとしてさらに注目を集めていて,
今後の積極投資も見込まれています。

こうした世界的に風力発電に積極投資が進む中で,
日本は昨年は前年比10%増程度と,成長している
とは言いがたい状況です。


しかし,以前,風力発電の蓄電技術の記事でもご紹介しましたが,
革新的な技術開発を達成するなど,高い技術はあるので
徐々に存在感を増していくことを期待したいと思います。


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◆循環型社会と関連する法律のおさらい

2008年04月26日 | ネットより
前回の記事の最後にご紹介した「Reduce(ごみを出さない)」,
「Reuse(再使用する)」,「Recycle(再生利用する)」の3Rですが,
これは,循環型社会を実現していく上での実践的な行動指針と
なっています。


さて,循環型社会とは何でしょうか?

これはすでに耳慣れていてだいたいは理解しているという
方が多いでしょうが,念のため環境gooの説明を見ると,,,

循環型社会とは,環境への負荷を減らすため,自然界から採取する資源を
できるだけ少なくし,それを有効に使うことによって,廃棄されるものを
最小限におさえる社会のこと。とあります。


前回書いた,廃棄物の量を減らすのが重要ですよね,
というのも循環型社会に必要な要素なんですね。


循環型社会という言葉が出てきたので,
関連する法律についてもおさらいしましょう。

2000年,従来の「大量生産・大量消費・大量廃棄型社会」に代わる,
今後目指すべき社会像として,「循環型社会形成推進基本法」が
制定され,循環型社会の基本的な方向性が定められました。


そして,この循環型社会推進基本法に関連して8つの法律が
制定されました。

廃棄物処理法

資源有効利用推進法

容器包装リサイクル法

家電リサイクル法

建設リサイクル法

食品リサイクル法

自動車リサイクル法

グリーン購入法


こうして8つをまとめてみると,リサイクルという文字が
目に付きますね。

制度化しなければ,リサイクルが進まないといった面もある
でしょうし,制度化されると利害も絡んでくるので,そういった
点に関しても規制を加えるという面もあるでしょう。

将来は,ゴミとなるものの全てに用途が決められて,
おいそれとモノを捨てられなくなる時代が来るかも
しれません。
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◆日本で1年間に発生する廃棄物量ってどのくらい?

2008年04月25日 | 雑誌より
日本で,1年間にどのくらいの資源が利用されているかと
いうと,約20億トン(2004年)です。

そのうち,輸入資源が4割,国内資源が5割,再生資源が1割
というおおまかな内訳です。

日本では,資源の多くを海外に依存しているというイメージ
ですが,国内資源のほうが多いんですね。

国内資源が多いのは,土木や建築工事で使用される,
セメントや土砂などの割合が多いからなんです。
確かにこれだけ道路や建物が建っていると,土木工事に
使われる砂や石の量は半端じゃないでしょうからね。


さて,約20億トンもの資源は人間が利用することで
形を変えはするものの,どこかへいくわけです。

さて,投入した資源がどういう道をたどるかというと,
先ほど挙げた建物などの建築物,工業製品などとして
世の中に蓄積されていくものが8億トン(4割)にもなるんです。
輸出されて,外国に行ってしまうものや,食糧として
消費されるもの(私たちの身体の一部になるんですね)や,
エネルギーとして消費されるものもあります。

そして,私たちの日々の生活でゴミを排出するように,
日本全体でみると不要なもの(廃棄物)が大量にあるわけです。
その量,なんと,6億トン。

資源として20億トン投入して,うち6億トンが廃棄物って
驚きの数字ですよね。
資源の3割は要らないものとして捨てられる運命なのです。

しかし,その廃棄物にも使えるものがあるから,
それを利用しようというのがリサイクルですね。

最初に,資源の約1割が再生資源と書きましたが,
それが,廃棄物からリサイクルされる資源のことなんです。

リサイクルが盛んに叫ばれているのは,この割合を
もっともっと高めましょう,ということ。

このリサイクルというのは,今後資源が枯渇していく
世界の中では大変大切な考え方です。

そして,さらにもう一つ重要な考え方が,
廃棄物の量を減らしましょう,ということ!

3R(Reduce:減らす,Reuse:再利用,Recycle:リサイクル)
と言われます。
ここで,Reduceがもっとも最初に出てくるように,
廃棄物を減らすということが何よりも重要です。
リサイクルするにも限界がありますから。

そう!私たちも少しずつゴミを減らさなくちゃならない
ってことですね。
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