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太陽電池の世界市場予測
2007年⇒2012年 約4倍に
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民間調査会社の富士経済によると,
2012年には,太陽電池の世界市場が2007年(1兆2008億円)の3.9倍の
4兆6751億円に拡大するとのことです。
現在主流の結晶シリコン型は2012年も年率27%で成長するなど存在感は
高いようですが,省シリコン・非シリコン系太陽電池のタイプも急伸す
ると予測しています。
省シリコン系太陽電池とは,シリコンの使用量が1/100程度となる
薄膜シリコン型で,市場は2007年比で9.7倍と著しく伸びそうです。
このタイプの参入メーカーは100社にものぼるようで,そのうちすでに
10~20社が生産を開始しています。
また,非シリコン系太陽電池は,シリコンフリーの化合物型CI(G)S系
を用いたタイプで,この市場は2007年比で25倍にもなるとの予測です。
このタイプには,日本では昭和シェルソーラーや本田技研工業の子会社が
参入していて,販売は好調です。生産したそばから売れるといった状態
です。
先日の記事(太陽光発電が5年後半額になるには,消費が伴わないと)で
少し触れましたが,政府が太陽光発電の導入に積極的に支援する
姿勢を見せたことは,その実現性には疑問が残る点はあるものの,
太陽光発電への注目度が高まり,市場が活性化していることは確かです。
今回の調査では,世界市場の予測が発表されていますが,
国内市場も同様に数年で2007年の4倍もの市場になるとは限りません。
国を挙げて太陽光発電の電力を買い上げる仕組みが海外にはあります。
そうした導入した場合の明確なメリットが欲しいですね。
太陽電池の世界市場予測
2007年⇒2012年 約4倍に
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民間調査会社の富士経済によると,
2012年には,太陽電池の世界市場が2007年(1兆2008億円)の3.9倍の
4兆6751億円に拡大するとのことです。
現在主流の結晶シリコン型は2012年も年率27%で成長するなど存在感は
高いようですが,省シリコン・非シリコン系太陽電池のタイプも急伸す
ると予測しています。
省シリコン系太陽電池とは,シリコンの使用量が1/100程度となる
薄膜シリコン型で,市場は2007年比で9.7倍と著しく伸びそうです。
このタイプの参入メーカーは100社にものぼるようで,そのうちすでに
10~20社が生産を開始しています。
また,非シリコン系太陽電池は,シリコンフリーの化合物型CI(G)S系
を用いたタイプで,この市場は2007年比で25倍にもなるとの予測です。
このタイプには,日本では昭和シェルソーラーや本田技研工業の子会社が
参入していて,販売は好調です。生産したそばから売れるといった状態
です。
先日の記事(太陽光発電が5年後半額になるには,消費が伴わないと)で
少し触れましたが,政府が太陽光発電の導入に積極的に支援する
姿勢を見せたことは,その実現性には疑問が残る点はあるものの,
太陽光発電への注目度が高まり,市場が活性化していることは確かです。
今回の調査では,世界市場の予測が発表されていますが,
国内市場も同様に数年で2007年の4倍もの市場になるとは限りません。
国を挙げて太陽光発電の電力を買い上げる仕組みが海外にはあります。
そうした導入した場合の明確なメリットが欲しいですね。
2006年の世界の太陽電池の生産量は2.5GW。
世界の太陽電池の生産量が、5年で3.8933211倍の調子で増加すると、25年後には、累積生産量は8237GW。
つまり、世界の発電能力をまかなえるオーダーになる。従って2031年頃が、太陽電池社会への完全な移行年になる。
数字で計算していただくと,具体的にイメージできますね。なるほど!と思いました。
太陽電池の生産が現状のペースで継続するとしても,電力消費量もやはり伸びていきそうですね。そうすると,2031年に移行できるか今後の展開を見守りたいですね。