環境セミナー・環境シンポジウム情報

今世の中で注目されつつあるエコや環境に関する情報を紹介

本からネタを仕入れる

環境・エコロジー本特集 icon

イザ!という時、慌てないために 防災・サバイバル関連本特集 icon

◆日本で1年間に発生する廃棄物量ってどのくらい?

2008年04月25日 | 雑誌より
日本で,1年間にどのくらいの資源が利用されているかと
いうと,約20億トン(2004年)です。

そのうち,輸入資源が4割,国内資源が5割,再生資源が1割
というおおまかな内訳です。

日本では,資源の多くを海外に依存しているというイメージ
ですが,国内資源のほうが多いんですね。

国内資源が多いのは,土木や建築工事で使用される,
セメントや土砂などの割合が多いからなんです。
確かにこれだけ道路や建物が建っていると,土木工事に
使われる砂や石の量は半端じゃないでしょうからね。


さて,約20億トンもの資源は人間が利用することで
形を変えはするものの,どこかへいくわけです。

さて,投入した資源がどういう道をたどるかというと,
先ほど挙げた建物などの建築物,工業製品などとして
世の中に蓄積されていくものが8億トン(4割)にもなるんです。
輸出されて,外国に行ってしまうものや,食糧として
消費されるもの(私たちの身体の一部になるんですね)や,
エネルギーとして消費されるものもあります。

そして,私たちの日々の生活でゴミを排出するように,
日本全体でみると不要なもの(廃棄物)が大量にあるわけです。
その量,なんと,6億トン。

資源として20億トン投入して,うち6億トンが廃棄物って
驚きの数字ですよね。
資源の3割は要らないものとして捨てられる運命なのです。

しかし,その廃棄物にも使えるものがあるから,
それを利用しようというのがリサイクルですね。

最初に,資源の約1割が再生資源と書きましたが,
それが,廃棄物からリサイクルされる資源のことなんです。

リサイクルが盛んに叫ばれているのは,この割合を
もっともっと高めましょう,ということ。

このリサイクルというのは,今後資源が枯渇していく
世界の中では大変大切な考え方です。

そして,さらにもう一つ重要な考え方が,
廃棄物の量を減らしましょう,ということ!

3R(Reduce:減らす,Reuse:再利用,Recycle:リサイクル)
と言われます。
ここで,Reduceがもっとも最初に出てくるように,
廃棄物を減らすということが何よりも重要です。
リサイクルするにも限界がありますから。

そう!私たちも少しずつゴミを減らさなくちゃならない
ってことですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スポンサー