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東京のタクシー,ハイブリッド車導入を加速

2007年11月10日 | 企業/産業界の取り組み
原油高で燃料コストが増加していることに対応しようと,
東京のタクシー会社が,ハイブリッド車を導入する
動きをみせている。


ハイブリッド車の低燃費の特徴を活用したいだけでなく,
環境に配慮したイメージを利用者にPRしたいという思惑も
あるようだ。

ハイブリッド車を保有している会社には,
例えば以下のような会社がある。

◆アシスト
プリウス 100台
(2008年末までに90台追加予定)

◆日の丸交通
ハイブリッド車 12台
(2007年末までにプリウス40台追加予定)

◆ハロー・トーキョー
ハイブリッド車 3台
(2008年3月末までにアルファードハイブリッドと
クラウンマイルドハイブリッドを合計10台追加予定)


さて,ハイブリッド車といえば,燃費がいいのが特徴だが,
車両価格が高い。

はたして,タクシー会社は採算が取れるのだろうか?

日の丸自動車の例だと,
プリウスの単位燃料当りの走行距離は,従来車(LPG使用)の
3倍も走ることができる。

タクシーの平均使用年数は5年だが,これでトータルのコストを
考えてみると,燃料費の削減コストは,なんと約264万円!

車両価格はプリウスのほうが従来車より50~60万円高いが,
トータルでは十分に採算に見合う。


私自身,車を持っていないので車が必要なときには,レンタカーの
プリウスを愛用しているが,その理由はガソリン代が安いから!

確かに同じ距離を走ったとき,普通のガソリン車と比べて,
ガソリン代が半分以下(上記のように3分の1ちかく)だったのには
驚いたものだ。



また,ハイブリッド車の効果はコスト削減だけではないようだ。

ハイブリッド車は音が静かでエンジンによる振動が少ないのも
特徴と言えるが,これが乗り心地のよさにつながり,利用者の
反応が良いという。


無理な加速は排気ガスの排出を多くすると言われるけれど,
ハイブリッド車の導入(入替)を加速することは排出ガス削減にもつながる。

どんどんアクセルを踏んで欲しいものだ。

(※2007年11月6日 日経新聞の記事を参考にさせていただいた。)
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□環境省□ヒートアイランド対策 後付外皮技術 選定される

2007年11月05日 | 行政の動き
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2007年11月5日

環境技術実証モデル事業 ヒートアイランド対策技術分野
(建築物外皮による空調負荷低減技術)における実証対象技術
が選定されたとの報道があった。
プレスリリース
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何のことやらほとんど素人には分からないが,
言葉をすこし易しい表現に直してみよう。

「環境技術実証モデル事業」は,エンドユーザーが安心して技術を採用できるように,
メーカー側の自己評価ではなく,公平な視点で第3者が技術の効果のほどを
チェックしましょうという事業で,まだ試験段階のものだ。

「ヒートアイランド対策技術分野(建築物外皮による空調負荷低減技術)」は,
既存の(恐らく,冷房効率が悪いなどで環境負荷の高い構造になってしまっている)建築物に,
後から手を加えて,室内の冷房負荷を低減させられる技術のこと。
で,冷房負荷を減らすと,排熱が減らせるわけで,
最終的にヒートアイランド対策に効果がある技術なんですな。

外皮技術というと,屋上緑化や壁面緑化でもいいのか?と思ってしまうが,
緑化以外の技術を対象としているらしい。


今年は,46件の申請があり,32件が採用された。

その技術とは,大きく種類で分けると以下の3種類。

1.窓用日射遮蔽フィルム(既存の窓ガラスにフィルムを貼り付ける技術)

例えば,こんなの⇒ウインドバリア SIR-6560


2.窓用コーティング剤(既存の窓ガラスに塗料をコーティングする技術)

例えば,こんなの⇒アットシールドクリア・YM8YX


3.窓用後付複層ガラス

例えば,こんなの⇒「ポケットサッシ」冴6


となっている。

どれも窓に手を加える(塗ったり,貼ったり,重ねたり)という技術。

窓は,空調効率を下げる大きな要因だから各社力を入れているのかもしれないし,
今の技術では,窓くらいしか後付で手を加えることができないのかもしれない。

空調負荷を低減できる技術であれば,なんでも応募可能なようだが,
もう少し他の技術って出てきていいような気がする。

後付で排熱を回収する技術ってないのかな?
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