馬頭琴日記

交通事故療養中に還暦を迎えた馬頭琴奏者が、馬頭琴に関する知識を書き遺します

魂柱ハンマー(時計用の流用)・・・魂柱を コツコツ叩いて 位置調整する

2024-02-11 12:36:12 | 馬頭琴工房のお仕事

温めた珈琲を入れたスタンレーのコンテナの蓋を開けようと、右手で回そうとするが・・・開かないのだ

で、左手で回すと呆気なく開く。右手の握力が足りなくなっている。まあ左手は、グリップマスターでの

指のトレーニングをここ2ヶ月続けているので、握力を維持している様だ。右手もトレーニングするか?

先日実施した魂柱の立て直しで、じわ〜っと魂柱の位置を動かそうと試みたが・・・かなり苦戦したのだ

右手の握力というか、右腕の筋力低下が原因の様な気がする。なら、左手で作業すれば良いかとも思った

のだが、私の左手は不器用で繊細な作業には向いてない。で、演奏の現役バリバリな時代の記憶が蘇った

真冬の山形での演奏&歌の伴奏の依頼があって、豪雪地帯ゆえ温泉宿で前泊・当日泊という、なかなかに

素敵な時を過ごした。翌日は出演者のバイオリニストの山形市の自宅に招かれ、西洋弦楽器の製作をして

いるご主人とあれこれ話をした。渋谷の西洋弦楽器の素材屋さんを、教えて頂いたのもこの方だったなあ

自作の「魂柱ハンマー」なる道具を見せて頂いたのも、この時だった。そうか! 魂柱ハンマーで解決?

魂柱ハンマー、要するに弦楽器のサウンドホールの穴から入れられる極く小さい金槌で、コツコツ叩いて

魂柱の位置を微調整する道具である。で、ググってみたが製品の販売情報が・・・出て来ない。出たのは

バイオリン工房での「駒の微調整にも使える」という記事だけだ。で、小さい金槌をググったら、時計の

修理や宝飾品の製作に使用するミニハンマーが出てきた。直径12ミリなら頭部を加工しなくても、私の

手持ちの馬頭琴なら使用可能だろう。が、サウンドホールの狭い馬頭琴だと、薄く削る必要がありそうだ

選ぶなら削るのに難儀するステンレス製ではなく、金属用やすりでゴシゴシ削れる、削り易い真鍮製だな

とはいえ、私や生徒の馬頭琴の魂柱が倒れる可能性は限りなく低くて、魂柱の立て直しの依頼の可能性も

・・・滅多に無いのである。何にでも対応出来る懐の広さ=何時使うか? 判らない道具の・・・収集癖

雲が沸いた晴れ空、陽射し強く冷たい強めの北風、気温3〜12℃。 正午の気温10.6℃、湿度31%

ヤフー予報の最高気温は、14日(水)は19℃・15日(木)は20℃。ジャケットの選択に迷うなあ

(11・164)36.2℃(75〜115)

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