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歴史は人生の教師

高3、人生に悩み休学。あったじゃないか。歴史に輝く人生を送っている人が。歴史は人生の教師。人生の活殺はここにある。

法華経と浄土三部経(どちらが出世本懐の中の出世本懐なのか)

2009年07月27日 | 法華経と浄土三部経
法華経と浄土三部経(どちらが出世本懐の中の出世本懐なのか)

法華経と浄土三部経
どちらが釈迦出世本懐の経典であるか、
仏教史上、常に争われてきた一大問題である。

法然上人の大原問答が一番有名であるが、
信長も安土宗論で浄土宗と法華宗を戦わせた。
負けた方が切腹という命がけの法論だけに
お互い真剣勝負であった。
結果はすべて浄土仏教の勝利となった。
このように仏教の歴史の中で
釈迦如来の出世本懐の経を明らかに
することに先人達は命をかけたのだ。

(天台智の五時の教判)

その中で法華経を出世本懐とする主張するもの達が
拠り所としたのが天台智の五時の教判であった。

智は釈迦一代の説法の順序を分類して五時にわけ、
教え導く形式方法から四種とし、
人々の性質能力に応じて教え導いた教理内容から
四種の法を立てた。
これが天台の五時の教判といわれるものであった。

現代の新興宗教と呼ばれるものも多くが
五時の教判をもって、法華経を出世本懐経としてきた。

とろこが明治以降、経典の研究が進むにつれ、
天台の五時の教判の誤りが鮮明となり、
天台宗でも
「天台智の五時の教判は、
 何十年も前のカレンダーを
 使用しているようなもの」、
と誤りを認めている。


五時の教判
①華厳時-釈迦成仏後、21日間に説かれた説法

②阿含時-華厳経の後、12年間

③方等時-阿含時の後、16年間(8年とする説もある)
     この時代に多くの経典を説かれたが
     浄土三部経も内容から、この方等時に
     はいるといい、方便経であると断言した。

④般若時-方等時の後、14年間(22年とする説もある)

無量義経(法華経の開経)に「四十余年、未顕真実」
とあり、この四十余年間は真実を説いてこなかった
今から説く、法華経が真実であると主張した。

⑤法華時-最後8年間、法華経を説いた。

このように釈迦一代の教えを五つの時代に
分けたのだが、それが間違いであったのだ。

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