歴史は人生の教師

高3、人生に悩み休学。あったじゃないか。歴史に輝く人生を送っている人が。歴史は人生の教師。人生の活殺はここにある。

源信僧都⑩-7(往生要集-焦熱地獄)

2009年09月12日 | 七高僧
源信僧都⑩-7(往生要集-焦熱地獄)

⑥焦熱地獄(しょうねつじごく)
・殺生、盗み、邪淫、飲酒、妄語
・邪見(仏教の教えとは相容れない
    考えを説き、また実践する)。

大叫喚地獄の下に位置し、その10倍の苦を受ける。
常に極熱で焼かれ焦げる。
焦熱地獄の炎に比べると、それまでの地獄の炎も
雪のように冷たく感じられるという。

この地獄の寿命は1600歳という。
人間界の時間で5京3084兆1600年を
経たないと転生できない。

焦熱地獄は、
地獄の鬼は罪人を捕らえて、
熱い鉄の地面に横たえ、
仰向かせたり俯かせたりして、
頭から足まで大きな熱した鉄の棒で
打ったり突いたりし、
肉団子のようにしてしまう。

あるいは、ものすごく熱い
大きな鉄鍋の上において、
猛火で罪人をあぶり、左右に転がし、
腹や背を焼いて薄くする。

あるいは、大きな鉄串で肛門から突き刺して
頭に貫きとおし、くりかえし火にあぶって、
罪人のさまざまな器官や毛孔、
口のなかまでも、
すっかり火をはくほどにする。
あるいは、熱い鉄の釜に入れ、
あるいは熱い鉄の高楼に置くと、
鉄の猛火がはげしく燃えて
骨や髄にまでしみとおる。

また、付属の特別の地獄があり、
闇火風(あんかふう)と名づける。
ここは、この地獄の罪人が
悪風によって空中に吹きあげられ、
つかまるところなく、
車輪のようにくるくる急回転させられ、
からだも見えなくなるところである。
このように回転したあと、
別の太刀風がおこり、
罪人のからだを砂のように細かに砕いて、
十方にまき散らす。
散ってしまうと、また活きかえり、
活きかえると、またまき散らす。
これを繰りかえして、
いつ果てるとも分らない。

もし、誰かが、
「変わるものはこの身体で、
 変わらないものは四つの要素
 (四大)である」と、
このような誤った考えをおこすならば、
その邪まな考えの人は、
このような苦しみを受ける。




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