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歴史は人生の教師

高3、人生に悩み休学。あったじゃないか。歴史に輝く人生を送っている人が。歴史は人生の教師。人生の活殺はここにある。

法華経と浄土三部経(観無量寿経は法華経より前の経か)

2009年08月01日 | 法華経と浄土三部経
法華経と浄土三部経(観無量寿経は法華経より前の経か)

天台の五時の教判を信じている者は
法華経より前に観無量寿経が説かれていると
主張する。

①観無量寿経にはアジャセ太子とあるが、
 法華経にはアジャセ王とある。
 太子と王では、太子の方が前である。
 だから法華経が前だという。

 これは当たり前で
 法華経が説かれ始めたのが釈迦72歳、
 王舎城の悲劇のおきたのは73歳の時である。
 アジャセ太子が父ビンガシャラ王を殺害し、
 王位につき、アジャセ王となった。
 その後、阿弥陀仏の本願に救われたアジャセ王が
 釈迦如来の教えを聞かれるようになるのだが、
 その時の説法は勿論、法華経であった。
 
 観無量寿経と法華経が同時の経である。


②観無量寿経で韋提希夫人が釈尊に
 「提婆がなぜ、あなたの従兄弟なのですか」
 と尋ねている。
 その答えを法華経の中で答えている。
 だから観無量寿経より、法華経が後だという。

 しかし、この主張は当てはまらない。
・観無量寿経で韋提希夫人が尋ねている時、
 釈尊は無言の説法の途中であったから
 答える必要がなかった。

・法華経は舎利弗に対して答えているのであり、
 韋提希夫人の問いに対しての返答ではない。

・たとえ韋提希夫人の問いに対しての答えなら、
 方等時からどんなに短くとも20年以上の
 時間が経っているのに、そんな忘れたころに
 なぜ答えられるのか。

以上の点から見てもおかしな主張になる。



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